この記事ダウンのつづきです




「ずいぶん待たせてくれたなむかっ

イケメンさんよ」


心でつぶやき軽く睨みつけたけど

もちろん通じず(笑)


「退院してどうですか?

落ち着きましたか?」



「あ、はい 

毎日暑いので寝てばかりいます」


そう答えると先生はその言葉を

そのままカルテに書き込んだので


「えっ?書いちゃうんですか?!」

と聞いてしまいましたあせる



その時チラリと

デスク上の私のカルテが見えました


倒れてからの詳しい病状が

緊急性の高い言葉で

スリリングに書き連ねてあり


ついつい見入ってしまいました



今まで色々な病院にかかったけど

こんなドラマチックなカルテ

見たことがなかったです



「すごいですねポーンこれ」 


「そりゃあそうですよ

緊急手術をしたんですからね」 



ちょっと得意気なイケメン氏、

もしかして私にカルテを見せたかったのか?


そういえば

直径8センチの脳腫瘍は

どこかに持って行き発表するとか

言ってましたっけ


いつかネットに載るとか?!



「ところで血液検査の結果なのですが

まだ白血球の値に変化が見られないです

また3日後に来て下さい」



「はあ、わかりました

それから見え方に違和感があるのですが」


と言うと


「視神経にどうのこうの△⚪︎◻︎」

と難しい言葉をおっしゃり

眼科に紹介状を書いてくださったので、


なんと翌日もこの病院に

通院することになったのでした



えっゲロー

交通費が持たんてびっくりマーク




つづく