この記事ダウンのつづきです



先生はいつも通り早口で

話し始めました。



「お二人で相談していただき

抗がん剤単独での治療を希望されたので、

近々それを開始します。


今回、あきさんに検討している治療法は

『塩酸ニムスチン(ニドラン)』です。

保険上適応内です。


抗がん剤のプロトコールは、

途中でPAVというものに変更する

可能性もありますが、

本入院ではニドランを使用します」



その後 

この抗がん剤による副作用を

起こりやすいものから順番に説明いただき、

それに対する対応をお聞きしました。


1番気になっていたのは脱毛でしたが、

はっきりとは言えないが

そんなに大量には抜けないのでは、

とのことでした。



抗がん剤

ネット内でもマスコミでも

「すごく危険なもの、受けてはいけない」

「死ぬのは抗がん剤治療のせいだ」


など反対意見が山盛りですが

こんな風に先生から真面目に説明を受けたら

(ダブルブッキングではありましたが)


「いや結構です。私は受けません」

ってつき返せるでしょうか?


私はそんなこととても言えませんでした。


不安はありましたが

むしろこれしかない、と

受けることが自分には最善だろう、と


強く感じたので

同意のサインをしました。


選択するにあたって

反対意見も大切な要素ではありますが、


あまりに強烈な否定もまた

病気の人を傷つけたり困らせたり

することもあるのでは、と


あくまで個人的な意見として

感じています。



つづく



チーン悪性脳腫瘍で緊急搬送!あせる

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