この記事ダウンのつづきです



リハビリ室。

何人かの方がそれぞれの器具で

訓練に取り組んでおられます。


車椅子の私は

2本並んだ棒の前に行きました。



「つかまれば立てますか?」


Yさんがおっしゃったので

棒を頼りに立ち上がってみます。


恐る恐るでしたが

大丈夫 普通に立てます。



「一歩歩き出してみましょう」


足を前へ、また前へ。

これも大丈夫!

半分ぐらいの距離でしたが

自分的には普通に歩けました。



Yさん「どうですか?怖いですか?」

私「いえ大丈夫です。怖くないです」


数回往復して

最初の歩く訓練は終わりました。



Y「すごいじゃないですか。

きちんと歩けていますよ、大丈夫です。


でもあきさん

全然目があいてないですよ、

あははは


やっぱりYさんドSです(笑)



部屋に戻り慌てて鏡を覗き込んだら

あらまあ、両目とも

どこにあるのかわからないほど細い!!


顔もむくんでぶにぶにです。

「誰、この人?」って感じ。


でも、ま、いいや。

楽しかったしね。


手術をしてから

私の心はハッピーオーラに

満ち溢れていました。


娘は

「歩けてよかったね!

目はきっとだんだん開いてくるよ」

と言いました。 


そして


「今ね、

私、お母さんの家に帰っているんだよ。

猫の面倒もちゃんと見てるから

心配しないでね」


と優しく言うのです。

えーー!?とびっくり。


そうでした、

うちには猫がいたんでした。

(忘れてしまっていました)

 


そうか

猫のためにわざわざ我が家で

暮らしてくれているんだ。


娘の愛情の深さが伝わって来て

胸が熱くなりました。



つづく



チーン悪性脳腫瘍で緊急搬送!あせる

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