嫉妬の心は神さまからのプレゼント

嫉妬心

羨ましい、という軽いものから
やがて妬みに変わり

自分が持っていないものを他人が持つことで
とんでもなく苦しむ

やがてそれは人を命を奪うほどの威力を持ちます

男女の嫉妬や
世間に対する嫉妬
国と国との嫉妬

いま、嫉妬でとても苦しいあなたへ

好きな男性が
他の人に心奪われているとき

あなたは
他の人に心奪われている男性そのものを
愛しましょう

そんなの嫌だ！

となんとか男性を振り向かせようとしても
無駄なのですよ

その人が本当に好きならば
いまあなたがすることは

『他の女性を好きな男性』その人
そのものを愛する

それだけです

どんなあなたでも愛していますよ、と

自分のものにならない苦しみを選ぶのではなくて
もうひとつ大きな愛で包むこと

これだけで
胸がかきむしられるような嫉妬はずいぶん
軽くなると思います

たとえば

同期同僚が
自分より出世した、どんどん有名になった

悔しくて悔しくて
応援するのが苦しくてたまらない

そんな時、応援しなきゃいけないと
思うから苦しい

応援などしなくていい

『私は羨ましいんだな』という
自分の感情を認めること
そして
自分の人生には
何も起きてはいないことに気づいてください

とある
バレリーナは
自分より認められて主役になっていく
ライバルのトウシューズに針を忍ばせた

『堕ちろ』と

そこまで
やらせてしまう嫉妬の心とは
なぜ生まれるのでしょう

自分にはない
自分の中の足りなさ

これを思いっきりみせられているときです

自分が持っていなくて
やりたくて
欲しくて欲しくてたまらないものを
人が持っているとき

なぜ？私にはないのだろう

と考えます

それは
このままではいけない、という
観念から来ているのかもしれません

母親から
『なぜあなたは○○ちゃんみたいにできないの？』
と言われて育ったのかもしれないし

何が褒められるようなことをしたときにだけ
『いい子ね！あなたは素晴らしい』と
言われたかもしれないし

すると

『いい子ね』と言われるまで
頑張る

『いい子』でなければ愛されない

親からの愛への期待が
このままではいけない
このままでは足りない
を生み出す

自分は
私はこのままで完璧である

これに気づくために

嫉妬という感情を
神さまは与えたのではないでしょうか

もちろんこれは
私の考えであり
正解もなにもないけれど

いま、目覚め、覚醒の時代というならば

嫉妬からの解放が
一番わかりやすいバロメーターかもしれません
　
ねたむ
羨む
やきもち

不思議な感情を人間に持たせたものです

『自分にはないものを他人が持っている』　

これはけして

自分は劣っているということにはならないし

たとえ劣っていたとしても

それが何か？

と開き直れるくらい
自分を愛していけたらいいね

だって

このままで完璧以外の何があるでしょうか

自分の知らないところで
髪の毛は生え
爪は生え
皮膚は入れ替わり
内臓は動き
血液は流れ
消化をし
五感を感じ

胎児から新生児としてこの世に生まれ
この歳になるまで
今日も生きて生かされていることの奇跡

その奇跡に目を向けず

足りないものや
自分はダメだという
苦しみにいるのは

とってもおかしなことなのです

目覚め、覚醒をしたいなら

このままで完璧！

これを知ること

嫉妬も充分感じて
感じきるまで感じたら

そのステージは卒業です

いつのまにか
他人の成功に羨むどころか

心から応援、称賛できる
あなたでいることでしょう

ほんとよ

それまでは
エクササイズは続きますが
いずれ抜けていきます

嫉妬は悪いことじゃない
人間として経験することの通過点

だいじょうぶ
だいじょうぶ