初めてひとり旅に出たのが
中学三年生の夏休み

 

八ヶ岳に学生専門に受け入れてくれる
民宿があり本当は高校生からなのだが
受験勉強というテイで親に頼んで行かせてもらった



横浜から篠ノ井という場所まで
切符の買い方もわからず指定席というものが
あることも知らず
なんとかのりこんだ列車(あずさだったかな)の
自由席では満席で何時間も立ちっぱなしだった
 



篠ノ井から民宿までは
バスに乗る



一日に3、4本くらいだったと思う
 


スマホもなくバスの時間をどうやって
調べたらよいのかわからず
バス停に行って次のバスは3時間後だという
その事実に気づいて呆然とする




そして息も絶え絶えようやく辿りついた宿では
優しいお母さんと小学生の二人の姉妹と一匹の柴犬が迎えてくれて泣きそうになった
 



スマホがない時代の中学三年生にしては
よく頑張った
 



思えば
その頃からだ

ひとり旅の面白さを
知ったのは




うちは
車がなかったので
遠出をしたことがなかった



生まれ育った横浜や親戚がいる東京近辺のみ



父親が船長をしていた
客船に時折乗せてもらい近場の海を航海することが
私にとって自慢だった



長野
はじめての1週間の田舎暮らし



何もかもが新鮮だった
森や山や小川が流れ
畑や田んぼもあった



熊に注意、なんて
看板を見つけたり
朝の散歩では
鹿の親子に出会い
まるで別世界にきたみたいで
嬉しかった



日本て広いんだ‼️
 



横浜港や
湘南の海ばかりみていた私には
とても新鮮だった



高校生になってからも
夏休みには
その宿に遊びに行った

(いまは
どうしているのだろう
それきりになってしまった)



切符の買い方や
バスの時刻表を調べる方法も
マスターしていく



わけわからないまま
失敗しながら
誰かに頼りながら
教えてもらいながら
旅は確実に私を変えてくれた




これだけ直感が磨かれたのも
その体験があるから

実践と行動ですよ、何ごとも





学生になってからは
日本一周をしてみたかったが
日本一周するには計算すると
短くても三、四か月はかかる
いや、もっとかかる



さすがにそれはできなかったので
数県ずつをひと月かけて
まわってみた



二十代のうちに
すべての都道府県を制覇した


もちろん全部自分のバイト代である






そして今
地球の裏側まで
ひとりで行けるようになった




小さい時は
私の居場所は地球ではないと
ひたすら思い
どこかの星に
帰りたくてたまらなくて
夜空を見上げては泣いていたのに

今ではすっかり
地球の虜である











旅をしよう

日本を生きよう

地球を生きよう






地球が
日本が
私を生かしてくれた






まだまだ
旅をするのです




一緒に行きませんか?





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★戸隠リトリート(5月27日から28日)

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ぴこ

らぶ❤️