陰陽師と日本映画 | 同じ月をみてる

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44歳おやじの日記

先日テレビで、映画陰陽師が二週連続で放映されていた。

だいぶ前の映画だが、見てみると、意外に面白かった。

陰陽師、安倍晴明役が野村萬斎で、狂言の方なので、どんな役者なのかと興味があった。一言で言うと、艶がある。

陰陽師という、普通には理解しがたい不思議な力を使う、要は悪魔払いなのだが、野村萬斎によって中性的で、ふてぶてしく、独特な雰囲気を持った安倍晴明が描かれる。

源博雅役の、伊藤英明も良かった。

現在の、伊藤英明の印象はマッチョで、できる男の印象が強い。しかし陰陽師では、優しく弱々しいながらも、真のつよい温かみを持った源博雅役として、いい味をだしている。

個人的には、こっちの伊藤英明の方が好きです。本来は、これが本質なのではないかと思う。

平安時代は、どこか優雅で気品のある貴族のイメージがある。

二人の男、野村萬斎伊藤英明のからみが、友である以上の、バイセクシャルな空気を映画に持ち込んでいるようで、陰陽師のミステリアスな部分を際立たせるよいものでした。


最近、とりためていた日本アカデミー賞を三年分程みた。

また同じ顔ぶれ(T_T)役所広司、樹木希林はもう、はっきりいってみたくない。

中井貴一などもそうだが、同じ役者ばかりをなぜ起用するのかわからない。

軽く吠えさせていただきますが(笑)

新しい俳優みたいでしょパンチ!

顔ぶれがいつも一緒だから、日本映画って、つまんないと思う。

誰が樹木希林みたいのか?しかし、考えてみると、女性の年老いた女優がいないのです。そうなると、味のある樹木希林に配役がまわる。役所広司もまたしかり。松たか子も出すぎじゃね?と突っ込みみる(笑)

八日目の蝉などは、配役が良かったと思う。

八日目の蝉は、アガデミー賞そう取りだったが、ざっくりいうと、不倫した男の子どもを、不倫相手の女が誘拐して、育てる話だ。自分は子供を産めない体だ。

誘拐された娘のその後も描かれる。
母性と女、結局は母と同じように自分も、不倫の道歩んでしまう。

そんな親にはなりたくないと思っても、同じようになってしまう。

八日目の蝉って、タイトルも、演技も良かったが、どこかありがちなストーリーだった。

悪人も評価が高いが、逃亡劇であり、二つともアメリカンニューシネマみたいでした。

アンチヒーロー、幸せな結末は難しいが、必死に生きる、やっぱり映画の世界でも、不条理がテーマなんだね。

たくさんの素敵な俳優がいるのだから、若手も含めて使って欲しい。

同じようなキャストや、同じような話はみたくない。脚本が大事なのかなと、思いました。

最近日本映画盛り上がってるようなので、頑張って欲しいです。



追伸

しかし豪ドルはここで、下落なんだね。うまくいかないものです。







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