碧玉ロマンス
                         お遍路の杖音は迫った
波と波に心中ノイズをのせて
雨の波紋のように追いかけて来た
 

構築してきた歩数を確かめて

カルセドニーを求め海岸は涙波浪
ジャスパーは遠ざかって幻影

                 夢一途に碧玉 巡礼の鐘は実像を運んで来た
うら若き ヨロッバ麗人の乙女


                       綺麗な心ビードロ 
              

斜面 平面に緑葉は重なった     
歳月を説いた証は枯葉のムシロ
                 思い馳せる狭間に丸まって    恐怖に打ちのめされた影たち  淡水に塩水 水鏡からビードロ            

                     私の明日窓
霧よりもずっと濃くて      何日か先も視界不良
だけど薄日へ綺麗な心ビードロ