”中国骨董店は投げ売りしている”? | 福縁譚

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福縁堂主人の骨董ブログ(主に中国工芸中国美術の鑑定話や小論文、感想、雑談など)
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先日のネットニュースですが、実体店舗の来客激減より販売不振になった”中国の骨董店が投げ売り”とありました。

半額だよと・・・w

 

このニュースがどう見るか?

まず、骨董店って2種類あります。

一つは”精品店”と呼ばれる上級店、日本では原宿や京橋の”古美術店”にあったる。

運営者は多少名前が知られている業界のプロで、店頭展示品は数点しかない。

物を集めて売るよりも数寄屋を集まるところですが。大手オークションの出品も手伝います。

 

もう一種は骨董店と名乗っても、実は古民具や古道具店でなんでも売る雑貨やのようなものです。

個の中は観光街に構える俗に”お土産店”のコピー専門店もあります。

こゆう店舗は大体表ガラス張りで店舗の中まで見えて、展示棚に商品は零朗満目で、床方天丼まで陳列している。

なんでもかんでも、同一な陶磁商品も多数あります。

こゆう店舗の中は、我々ロの目から言うと”骨董”に当たる商品は1割未満で、0.1割はほとんどじゃないですか?

骨董ぎりぎりの民国初期の民用雑貨を清のものとして大量買い入れている。清末以前とされるものは100%写しです。

 

こゆう古道具店は”骨董店”の97%に締まるので、バブルやブームの時はなんでも売れるので、価格も安く、

一種の庶民的な楽しみですね。骨董好きの低価格客層に好まれるのみ市と同様な存在であるほか、中国の不動産購入ブームに合わせて家庭的装飾品の販売も好調ですから、低価格の写しもよく売れる。

 

だから!今投げ売りしているのはこの小道具屋です。在庫は数百点から数千点は当たりまえ、バブルの時代の仕入れ価格は多少しますので、だから、今は店舗運営の現金回らないから、投げ売りしかない。

 

しかし、しかし、

骨董遊びにぜひ気になってほしいことは、中途半場の低端骨董品長期的な価値がないので、バブル時代は水増えされたものは、バブル崩壊後は0に近い。だから、投げ売りとしても大量買いは次のバブル来る時期をちゃんと図ってから行いましょう!

 

上級古美術店の商品は世界の相場に合わせるので、もともと客層は少数裕福な方に限定されているので、中国国内の観光街の経済に影響されない。だから、投げ売りなんか関係ありません。

 

以上 福縁堂主人からの注意書きです。

特に今時期はヤフオクの吊り上げについてはいけないよ!

 

福縁堂主人