「旧街道」を歩いてみよう ②まずはルート探しから | ふるさとを調べてみよう

ふるさとを調べてみよう

ブログの説明を入力します。

秋穂の浦と西の京山口を結ぶ道として「秋穂街道」という名前があちこちの郷土資料に登場することから、山口市秋穂地区の観光案内等にルート案内が載っているかと思って探したのですが、探しても簡単には見つかりませんでした。そこでまず、旧秋穂町および秋穂街道沿いの二島、陶、鋳銭司、平川、大歳などの郷土史や古文書から関係する部分を読むことから始めました。なかでも「ふるさと秋穂の郷土史と史跡」(田中穣著、旧秋穂町中央公民館発行)および

 そこから、「地下上申絵図」や「御国廻御行程記」「小郡宰判絵図」など複数の古地図を現在の地図とつきあわせます。

 それをもとに実際に歩いて、旧道・古道、古文書にも登場する道祖神などの石塔石仏、寺社やお堂などをたどって確認します。 山口市南部は昔からの古道や社寺がそのまま残っているところが多いので、素人にも比較的簡単にたどることができました。

 それら古道や石仏石塔、社寺などは地域の方の手で大切に管理されており、自治会による案内板が設置されているところも多くて、街道歩きをしながら南部の先人が有史以来どのように集落を形成し、道や川を改修し、田畑を切り開いてきたかを少しずつ知ることとなりました。

 

秋穂街道沿いにみられる昔ながらの美しい風景

 

「さやのたお」付近の地蔵立像と猿田彦・道祖神石塔(秋穂地区中野)

二島地区仁光寺付近のため池

 

2024.6.7