【その5】の状態で使っていました。 

追加のウーファは、都合により外し、常に低域不足を感じていました。 

 

そこで、箱を替えて、もう少し低域を充実させようと思います。 

使ったのは、オンキョーのD-207Mというスピーカです。 

幅126mm、高さ216mm、奥行161mmの「超小型」と言って良いサイズです。 

使用材料は、響きに雑味が乗るラワン合板ではなく、響きの良いMDFです。 

表面は、質感の良い突板仕上げで、なかなか上質な雰囲気となっています。

 

 

取付けにあたって、「加工が必要なのか?」が気になりますが、殆ど必要ありません。 

驚く事に、D-207Mのウーファと10F3の取付穴の位置が全く同じなのです!! 

ただ、ウーファのフレーム・カバーを無理やり外して流用する必要があります。 

(接着されているので、裏側からマイナス・ドライバを差し入れて抉って外しました。) 

又、フレーム・カバーを取付ける為、10F3のエッジ外周の紙製ガスケットを削除しました。

 

 

使っていた10F3ですが、若干エッジが硬化しており、軟化剤を塗布しました。

 

 

バスレフ・ポートは開口が広過ぎて低域が全く伸びません。(共振周波数90~100Hz) 

そこで、スポンジを使って6割塞ぎ、共振周波数を60Hzまで下げました。 

その分、低域の音圧は低下するので、No.22のプリアンプで低域を補います。

 

 

LCネットワークは途中で2次のものにしていましたが、それの流用です。

 

 

今回のスピーカを含めた全体の配置です。 

下の中央に置いてあるのは、No.22のプリアンプです。

 

 

A701の箱に入れていた状態と比べ、低域はかなり豊かになりました。 

プリのバス・ブーストを使うと、それなりにバランスのとれた音になりました。