災害級の暑さが続いていますが、

皆様、無事お過ごしでしょうか?


先週の土曜日に

MAROさんこと篠崎史紀さんの🎻を

聴きに行ってきました。




猛暑の中、🚙で片道1時間半、高速道路を

すっ飛ばし(制限速度は守りました)

ダンナと2人で行ってきました。


いつもの如く、生協のチラシで知ったのですが

そのチラシが入ったのが6月前半。

開演日が7月の前半。本来なら梅雨の真っ只中。

しかも会場が高速道路必須な遠方の山里。

もし、大雨なら通行止めは確実。

チケット購入しても、行けない可能性も…と

一瞬迷いましたが、チケット代がなんと

¥1500

最悪、行けなかったとしても2人で3000円なら

運(天気?)に任せても、諦められるだろう

と、購入したら、当日は雨ではなく

暑さが災害級な夏空。(梅雨明けしてませんが)

エアコンガンガンかけての🚙移動なので

暑さも気にならず、途中のSAで昼食をとり

ナビのおかげで迷うことなく会場へ。

13時30分開場のところ、13時頃到着。

既に十数人ほどいらっしゃってました。

あまりの暑さに、15分開場を早めてくれたので 

あまり暑い思いをせずすみました。



(HPより画像をお借りしました)

ホールは収容人数は400人。

なんと、全席自由だったんです。

どうも、町あげてのイベントだったようで

町民に優先販売して、残った分が町外で

販売されたみたいです。

ホールに入る時、ワタシの前に

十数人並んでいらっしゃったのに

奥ゆかしい方々がお住いの地域なのか

誰も前の席に座らない…。

これは、前に行くっきゃない!

と、最前列、しかも、ほぼ中央に座った

厚かましい夫婦でした(苦笑)


舞台もそんなに高くなく(1mも無い?)

最前列から舞台までも2〜3m程度。

しかも、マロさん、舞台の前に立ち

演奏して下さいました。

近すぎたせいか、

高音は少し上に抜けるように聴こえましたが

D線G線の中低音の響きが

なんと豊かだったことか!

(語彙の乏しさが💦)

こんなに近い距離でマイクを通さない🎻の音色を

初めて聴いたダンナは、感動しきり😮

1727年製ストラディバリウスの音のシャワーを

たっぷり1時間以上全身に浴びる幸せに

酔いました。



音色に酔ってばかりではなく

ワタシはマロさんの左手とボーイングをガン観。

もちろん天上のレベルなので

参考にするなーんて、

おこがましいことは言えませんが、

ワタシでも、目標にしてもいいかもしれない事に

気が付きました。


優しくやわらかく音量も小さく(強弱記号のp?)

演奏する時は、弓を端から端まで使い

でも、多分、弓を倒して少ない毛で軽く

速く弓を動かすこと。

逆に、大きな音や鋭かったり太い音を

出すときは、あまり弓を使わないこと。


今まで、小さい音や弱い音を出したい時は

弓をネック側に倒して指板寄りで

弾いてみたりしましたが、

使う弓の量(距離?幅?)は考えた事がなく、

多分小さい音だからと、弓を使う量も

少ない方がいいと思ってました。

大きな音は、”目指せ全弓“をモットーに 

してたような…。

でも、マロさんは、びっくりするような

大きな音を弾かれるときも、

弓の3分の1も使っていないように

見えました。

まだ、ワタシ如きは”目指せ全弓“の方が

いいのかもしれないけど、

次の🎻レッスンの時に先生に尋ねてみようと

思ってます。


それと、“間”。

🎻先生にもよく言われるのですが

「音の無い”間“を怖がらない」と。

マロさんの演奏では、

思わずこんなに“間”を空けていいの?

って、最初の頃は思えましたが

でも、音が無くても音楽の流れは途切れて無くて。

”間“がこれ以上短くもなく長くもない

絶妙な“間”。

物理的に音は無いのに、音楽は流れている…

みたいな💦

音無しで音楽を奏でる…

そんなマロさんの演奏でした。




休憩無しで、1曲毎にマロさんの解説があり

それはそれは、素晴らしい時を過ごせました。

1時間の予定がマロさんの

「イタリアの電車なみに時間はまもりません」

の言葉通り20分近くオーバーしました。

アンコールは「モンティのチャールダッシュ」。

若い演奏家さんが、技術を見せつける為?

速弾きの曲?として演奏される事も多い曲ですが

マロさんの演奏は、

技術を見せつける感は全く無く、

よくある、ちょっとハラハラドキドキするような

聴く側を煽るような感じもなく

余裕のある演奏でむしろゆったりと聴ける

今までで最高のチャールダッシュでした。

(またもやワタシの語彙の乏しさが…)


正直、1時間の演奏会に

1時間半高速道路を使って行くのか…と

迷いましたし

ダンナにもぶちぶち言われましたが

終わってみれば

何と内容の濃い素晴らしい演奏会だったことか!

ダンナも大満足だったようで

帰りはご機嫌で全部運転してくれました。

(行きは高速道路はワタシが運転した)


ただ、ダンナは

マロさんが子供用の2分の1🎻での演奏が

無かったことが不満だったようです(笑)

┐(´д`)┌ヤレヤレ