「私たち業界が東京に橋を架ける時、皇居へ向かう上りの欄干にはひらがなで橋の名を彫ります。下りは漢字です。今までその意味を解らないまま表記してきたのですが、今朝の記事を読んで納得したのです。東海道をルーツに江戸時代から脈々と受け継がれてきた決まり事だったのかと、とても驚きました。知らずしらずとはいえ旧套墨守(きゅうとうぼくしゅ)も時には良いですねえ・・・」
旅人に優しかった東海道庵看板の決め事が、400年もの時間を経て、形を変え残っている。この電話がなかったら決して繋がらなかった二つの決まり事。驚きや感動を共感し合いながら電話を切った。
「旧套墨守」・・・古い習慣やしきたりを改めようとせず、頑なに守り続けようとする様。深川屋には少し厳しい響きの言葉かもしれない。しかし、370余年受け継がれてきた旧套墨守の深川屋だからこそ、江戸の文化を伝承できていると信じている。
「ひらがなの 庵看板 京を指す」
(関宿かるたより)
深川屋物語2019終わり