日本の戸籍に外国人が入籍するのは容易では有りません。文句を言われたのが出生証明書。現在、若い人なら取得できてもある年齢以上だと発行されるか不明です。北京と上海出身だと取れません。いずれにしても中国本土の出生届をした地域で本人または親類の代理か法的に権限のある行政書士か弁護士で無いと無理です。大使館の領事部では取ることは出来ません。

 

私の場合窓口のお役人と配偶者がやりあって居ました。何故かと言うと彼女は既に中国本土の出生地域で必要書類の全てを発行してもらいその中にも含まれていませんでした。窓口の人が言うには、同じ年頃の人で提出している方もいるとのことで婚姻届けは受理できないとの事でした。書類の期限は迫るし取り直しに成ると届けは無理でしょう。

 

私は、ではその届けられた方の省と年齢を教えて下さい。大使館に私が問い合わせします。省によって発行して居ないと思われます。その追及に窓口の方は、申述書に

その旨お書きくださいとなり、何とか婚姻届けは受理されることに成りました。

 

数枚の証明書に日本語訳が無く、私が苦労し漢文に挑戦。中学高校で勉強して以来、漢字の読みや意味を教わりながら日本語に翻訳。配偶者や窓口の人は口を開けて居ました。私は中国語は全く出来ません。何故、中国語の日本語訳が出来るのでしょう。学生時代、漢文は得意でした。

 

届け後、約10日で戸籍謄本に記載されます。しかし、その後、中国の領事部に日本で婚姻をした届をします。それで日本と中国のどちらでも婚姻が認められるようになるのです。それでも苗字は自動的に変更されません。苗字を日本姓にするにはそれなりの手続きが必要です。お子さんに関しては、婚姻届けが受理されるとアッと言う間に認められ驚きでした。苗字も既に私の日本姓です。

 

実際に外国籍だった人と結婚された方が居ればコメントください。帰化されて居るなら簡単ですが近年中国籍・韓国籍その他何処でも実際に外国籍で日本の戸籍に入った方です。凄く少ないでしょう。それ位大変です。中には手続きが難しく大変なため諦める人も居ると聞きました。

そう言えば私の周りに国際結婚した人は一人も居ません。