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レンズメーカーに「シグマ」が有るのをご存知でしょうか。
カメラ・写真の愛好家からは、疎まれていたと言うのが現実である。
ニコンやキャノンにシグマ等の純正外のレンズが付いていたら馬鹿にされる。
専門メーカー側も認識があり、ユニークな製品の供給や質の向上に努力して来た。
その甲斐もあり、最近では以前ほどの先入観は無くなって来ている。

この「シグマSa1」は、レンズ専門メーカーとしての念願であった。
発売当初、当然人気が無く市場でも売れなかったと想像できる。
後にもシグマはカメラ本体を供給しているが、Sa1を探している人は多い。
高価格は望めないが、非常に入手しにくいカメラだろう。

クラッシックカメラを収集するにはコツがある。
先駆け的な記念機。ユニークなメカを搭載している。生産終了間際の最終機。
例えば、アサヒフレックス機▲潺薀鵐寸圈▲灰鵐織奪スS。
キャノンぺリックス、リコーXR-S、トップコンREスーパー。
ニコンFM2、オリンパスOM3、ペンタックスLX。

単に飛びついても意味は無く、優秀だったにも拘らず評価されなかった物だ。
流通量が無く、出回らなかった物でないと高価値とは程遠い。

Sa1は、リコーのカメラと同じ398か498。たぶんヨンキュパだろう。
ボディはKマウントで、ペンタックスを中心に採用各社との互換性がある。
35~70ミリ標準ズーム付が如何にもシグマらしい。
巻き上げやペンタプリズムの形状はリコーよりも丁寧で格好が良い。
この手のカメラは、専用品が大切。
レンズキャップに関してはレンズメーカーなので心配要らない。
専用のストラップは、千金の価値あり。後になると入手不可能である。
ソーラーのリコーXR-S付属ケースの様なもの。

作りの良い確りしたカメラだ。発売後、実物を2~3回しか見たことが無い。
本当に、この1台を入手出来たのは縁以外考えられない。