それが、色々な柑橘類が出回りいつの間にか習慣ではなくなってしまった。
ある時、千葉の鴨川へ「みかん狩り」に行った。
事前情報で、この辺のみかんは「温州（うんしゅう）みかん」特徴は酸味が強いこと。
そのため、海外での人気が高く、最近になり需要が伸びている。
ガックン「何だ。すっぱいのか！」正直気乗りしなかった。
背丈より少し高いみかんの木。そこにオレンジ色のみかんが鈴なりである。
色の濃い方が甘い筈だ。早速食べ始め、確かに酸味があるが結構イケルではないか。
たちまち数個召し上がり、「このみかん旨い！」
適度な酸味がより甘味を引き立てている。
後になるが、詳しい人に聞くと、「酸味が果物の価値。甘いだけじゃ駄目」
どうやら、未成熟のすっぱい果物と誤解していたようだ。
千葉のみかんは昔のみかんだった。
鴨川もだが一番有名なのは三芳村。
写真は、三芳村の温州みかん。（現在、南房総市）
千葉県では、知名度も高いし人気がある。
このみかん、４０年以上前に食べた懐かしの味。袋も柔らかくお腹も痛くならない。
「三ケ日みかん」も良いが今年から「三芳村のみかん」で行こう。
入手の裏技をご紹介しましょう。
浜金谷は、フェリーの発着と言うだけでなく、千葉県下の物産が集まり易いところだ。
富浦の枇杷、地元の筍（破竹）、地元の栗、三芳村のみかん等である。
従って、地元八百屋さんには伝（つて）があり、交渉の価値がある。
そこで見つけたのが「マルキン青果店」さんである。
「かぢや旅館」目の前の小さい青果店、生花も扱っている。
豪快で気風の良いおかあさん、一寸控えめで親切なアケミさんが居る。
一番良い時期に、発送して貰う様にすればベストだ。
都心では味わえない「まほろば」の味を自宅で堪能できます。
