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国産一眼レフの元祖と言えば、旭光学から出た「アサヒフレックス機廚任△襦
一眼レフを目の敵に買い捲った時期があったが、さすがに無理。
「カメラ博物館」と新子安の「ラッキーカメラ」(非売品)で見ただけだ。
「ズノー」の次に入手出来にくいカメラの1台だろう。

写真は「TOWER 23」とあり、アサヒフレックスではないのでは?
これは、アメリカ向きに限定で作られた機種。アサヒネームより数が少ない。
低速のシャッターの機能はない廉価版。レンズは専用のタクマーが付いている。

非常に古くシャッターの後幕の戻りがくたびれていた。
サービスセンターに修理の依頼をしたとき、「駄目かも知れませんよ?」と言われた。
けれど、暫らくして取りに行くと、ニコニコしながら「大丈夫でした!」
何でも、旭光学は定年後の嘱託を抱えていて、その元腕利きさんがメンテしてくれるのだ。

サービスセンターで評判が良いのは「旭光学」「ミノルタカメラ」
駄目なのは、「キャノン」「京セラ」
最も、現在は電子化していて大差はない。

その小珍品のタワー23だが、一度使えば二度使いたくない。
横位置専用、左右逆像、ファインダーが暗すぎる。
これでは売れなかった訳だ。とても実用的でない。

ただ、モノクロームの写りが抜群で素晴らしい。
これだけの切れ込みと味わいのあるレンズは、現行のカメラでは見られない!