イメージ 1

社会人になりたての頃、将棋に凝った時期があった。
「将棋世界」「近代将棋」「枻将棋讃歌」と毎月のように雑誌を買い込み、テレビ対局も欠かさず観た。
知らず知らずのうちに有段者。更に5段まで来たが、限界があることに気付いた。
目先を変え「チェス」「中国将棋」の研究もしたが、「囲碁」同様やはり限界が見える。

そこで、将棋の駒作りに巡り会ったのだ。
雑誌で、奈良県在住の方の「駒づくりを楽しむ会」を知った。
通信教育で学んだが、本当に有意義な時期を過ごせ、深く感謝しています。
その方は、現在「京都」で駒師をされています。間違いなく日本一の駒師です。

小さい頃、母親に「形の残ることをしなさい!」と言われた。
勿論、「うるせいな!分ってるよ」
今は、もう駒を作っていないが、その意味が良く分った。
写真1は、「無双」写真2は「長禄」と言う書体である。
30年以上経っても、島つげや大和うるしは少しも色褪せない。

特に未だ若い人は、刹那的に過ごさず、「形の残る何か」をしておいた方が良いですよ。