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榎木孝明さん、30日間の「不食」生活ってどんなものだった?(「The Huffington Post」より)
俳優の榎木孝明さん(59)が、5月20日から続けてきた飲み物以外は摂取しない「不食(ふしょく)」生活を、6月18日に終える。榎本さんは17日に記者会見。「食べないことで、自分の意識がどう変わるかを試してみたかった」などと話した。スポニチなどが報じた。

18日に放送されたTBS系「ひるおび!」によると、「絶食」は主に宗教的な行為であるのに対し、「不食」は食欲と闘わずして食べない行為だという。榎木さんは、不食に対して賛否両論があることを把握しており、「決して食べないことを推奨するものではない」と強調した。

フジテレビ系の「とくダネ!」によると、榎木さんは病院に泊まりこみ、専門家の指導を仰ぎながら不食を行ったという。監視カメラなどで日々の様子を撮影し、食べていない証拠とした。

摂取して良いとされるのは飲み物のみ。コーヒーとお茶なども摂取してよかったという。ただし、途中で血圧が上がったこともあり、専門家から塩分と糖分の補給をすすめられ「あめとか、塩あめとかを食べた」と話した。体重は期間当初の80kgから71kgまで落ちたが、そこから変わらない状態だ。

不食の期間中、おなかは鳴ったが食欲は感じなかったという。うなぎの蒲焼きの匂いを嗅いでも、「食べたいとは思わなかった」とコメント。また、排便は期間中、3回のみ。体の中にたまっていた「宿便(しゅくべん)が出ました」と語った。

不食のきっかけは、榎木さんは20代から続けているインドを中心にした一人旅。飲まず食わずで帰国すると、いつも体調が良くなっていることに着目した。期間中の様子は、毎日、Facebookページに投稿。不食の様子をテレビに売り込んだが断られたことや、体重減少による体型や人相の変化でドラマの撮影に影響が出ないかとの懸念などを綴ったほか、不食と防災との関係について、次のように記した。


東京でもし直下型の大地震が起きエレベーターに閉じ込められた時、あなたは自分が何日生き延びる自信がありますか?(中略)
 
万が一閉じ込められた時、食べられない事よりももっと辛いのは閉所恐怖と暗闇と助からないかもと思う絶望感でしょうが、もし人は食べなくても生きられるとの思いが自分にあれば、強い精神力と勇気に結びつくことでしょう。つい最近もネパールの地震で一週間後に助けられた少年の奇跡が報道されていましたが、地下鉄からでもエレベーターからでも数週間やひと月の奇跡の生還は可能だと思います。あなたはそんなことが出来る自分を信じてあげることができますか?あなたがまだ気づいていないだけで人間には無限の可能性があると思います。
 
安心感を得るために小さなペットボトルと数個の飴玉をいつもバックに入れておくことをお勧めしています。(榎木孝明さんFacebookページより 2015/06/17 23:53)

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本日18日を持って、俳優の榎木孝明さんの「30日間不食」のチャレンジが終わるようです。

30日間、摂取するのは水だけという過酷な不食生活ながらも、体重も9kg減だけであり、本人の見た目も体調も至って健康、やはり「さすが榎木さん」としか言いようのない見事な結果だと思います。

「さすが」と言う表現としては、榎木さんは芸能界きっての超能力者としても有名な不思議系俳優として有名な方であり、過去に「オーラの泉」というテレビ番組に出演していた時も「天気くらいだったら、僕、変えられますけれど…」「僕は、食べなければ何日食べなくてもいいです」などなど、いわゆる発言内容は完全に“こちらの世界”の方であったようです。

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オーラの泉(2008/04/19 榎木孝明)
榎木 :僕は、アジアに行くのが大好きで、
たとえば、インドではプラーナという言い方をするんですけれど、
中国では、気ですね。
仙人はかすみをたべていきていると、
あれは僕は本当だと思っているんですね。
僕は、食べなければ何日食べなくてもいいです。

国分 :それは、やったことがあるんですか。

榎木 :最近も、3日間なにも食べなかったりとか、
ここの線を細くしたいとおもったら。

国分 :それは、ダイエットじゃないですか。

榎木 :そうですね、
田中一村という画家の役をやったときは、
15キロもダイエットをしたんですけれど。
意識は、そのプラーナを食べながら、
一日一食はたべましたけれど。

国分 :その気は、持ったりするんですか。

榎木 :気は、その辺に見えますから。

意識としては、飲み込んで胃で腸で消化するというイメージをするとわりと簡単に入っていく。

食べないと体力が弱っちゃうとか、これだけの栄養素を人間はとらないといけないよとか、
あれは、全部うそだと思ってるから。

国分 :本当ですか、大丈夫ですか。

榎木 :常識として、人間が決めたことだから。
だから、常識を人間が知れば知るほどちっちゃくなっちゃって。

美輪 :だから、常識と真理は違うということね。

榎木 :そうです。

美輪 :だから、真理に基づいていれば、常識なんてどうでもいいの。

榎木 :人間が常識化したときにそれが本当になるんです。
食べないと死んじゃうと思った人が、本当に死んじゃうんです。
食べなくても死なないと思った人は、死なないし、
食べなくても痩せないと思った人は、痩せないんです。
簡単なことですね。

国分 :簡単なこと。
ものすごいレベルの高い話しになりそうな。

榎木さんが、こういった目に見えない世界に精通していることを知ったのは、以前に船井幸雄さんのホームページで来客として紹介されていたことでした。

その時には「芸能人の中にも意識の高い人はいるんだなぁ」程度にしか思いませんでしたが、その後もちょこちょこ榎木さんの発信などは目にすることがあり、今回の不食生活もスタートした頃から注目していました。

榎木さんの持っている価値観や視点は、非常に共感できる部分が多く、単なる話題作りやストイックさを追求するだけのために今回の不食生活も実践しているのではなく、その背景には地球規模で抱えている飢餓の問題、その根源にある戦争や紛争にまで問題を追求しており、世界平和を実現するために「人間のエゴを失くす」ことなども強く提唱しております。

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【疑問・質問その30~今現実に飢えに苦しむ人や餓死していく人々に何も出来ない自分が情け無いです。
//まず私達に出来る事は飽食の世界の我々と飢餓に苦しむ人々が、今同時にこの地球に存在している事実を認識する事です。その事に対して優越感も罪悪感も持つ必要はありませんが、少なくともバランス感覚を持ちたいものです。そうするとそのアンバランスを是正するには世界が平和になる事だと気付きます。戦争や紛争が飢餓を生んでいるとすれば、その戦争を失くすにはどうすればいいかに思いは至ります。そうやって突き詰めて行くと人間のエゴが平和を妨げている事がわかります。ではそのエゴを失くすにはどうするか?自分の意識を地球規模に拡大して行き、自分も地球人の一人だと気付く事です。そんな地球意識になれて初めて同胞の殺し合いの無意味さに気付くのではないでしょうか。
歴史は人の意識で創られて来たとすれば、今の人類を存続させるのも滅ぼすのも私達の意識次第です。自分一人では何も出来ないのではなくて、私達一人ひとりの意識が集合意識となり時代を動かして行くのだと思います。ですから今日本で暮らす自分も、その平和意識を持つ事で十分に世界平和に貢献出来るのではないでしょうか。】

今回の不食の取り組みは、表向きは「何かあったら責任がとれない」という理由で取材を提案したテレビ局2社からは断られたそうですが、彼らが断ったのは恐らく「食業界のスポンサー」のことを気にしてであり、確かに「人間は食べなくても死なないし、弱らないどころか健康になる」ということが世間一般に広まったら、この飽食の時代、多くの企業が大ダメージとなってしまいます。

とはいえ、今はインターネットの時代であり、こういった信用性や影響力のある人の真理の発言や行動は、今後も良い形でどんどん広まっていくことを願っております。

個人的には不食や少食は、これからの時代は確かに必要なことであり、実践できる人から少しずつ普及していくことが望ましいと思いますが、だからといって、榎木さんなどが言っているように、食の楽しみ自体を今のタイミングで人間から奪う必要もないので、食べたい人は食べることを続けるのも良いと思います。

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ただ、年々というか日々、この食の世界は「食べられるもの」がなくなっているほど農薬や添加物で汚染されている食品だらけであり、そういった意味では安全な食が当たり前の時代になるまでは、今の世の中に出回っている食材、食品は極力食べないで生きていった方が健康になるのかもしれません。