彼との出会い⑥
前回は彼が恋人と別れた所までを書いたのでその続きを・・・
私は彼が恋人と別れたのを知っても特になにも思わず(笑)
というのもその時の私はそこまで彼に興味がなかった
ちょっと時系列が前後するが、いつかの年末に彼と長電話をした
あれは12月29日だった。
仕事納めの日、私は最後の最後で忘れ物をしたことに気づき、会社に電話をした
その電話を取ったのが彼だった。
そしてそこからなんとなくLINEが始まったのだ
彼が私にいくつか質問をしてくれて、それに返答する、そして私も聞き返す。そんな普通のやり取り
「私さんは趣味は~?」とか、「彼氏はいるの?」
等を聞かれたのを覚えている。
そこからやり取りをはじめ、日付が変わった頃、彼の方から「電話しませんか?」と。
二人でいろんな話をした
過去の恋愛の話、仕事の話、昔の懐かしい話
話が盛り上がり、気づいたら3時間は経っていた
そこから一緒にゲームをしよう!ということになり、一緒にゲームをする仲になった。
※結局はこの日は彼のゲームの設定上、できなかった
私は久しぶりに男性とこんなに長く電話をしたし、時間があっという間だったことに驚いた。
とっても楽しかった
そこからちょこちょこゲームを一緒にするのだけど、
ゲームをしていて感じる事は「すごく気配りができて優しい人だな」という事。
彼の意外な一面だった。
会社で見る彼は、そんな風には見えないから
※このときよく遊んでいたゲームは良くも悪くも、人間の本性が出るであろうゲームだった。
ただ、二人で通話をしながらゲームをしていてもそこまで進展することもなく。
向こうもそこまで気もなかったのかもしれない。
そうやって、たまにゲームをしたり。の仲だった。
そして、春が来るごろ、職場のお世話になっている方が定年になるというお知らせがあった。
その人の送別会をコロナ禍なのでこじんまりとだけど、しよう!ということになり、そこに私も呼ばれた。
出欠確認を彼がしていたのだろう、私は彼に話しかけられた。
「私さん!僕と今度デートしてくれませんっ?」
私は固まった
「えっ?これは冗談なのかな?」と思った。
※今、これを書いていて、高校生の時に「好きです!」と言われて固まったら「冗談だよ」と言ってきた男子を思い出してなんだか嫌な気持ちになった事を思い出した。
「そんな嫌な顔しなくても!傷つくなあ~まあそれは置いといて、〇〇さんの送別会の話なんですが・・〇日、行けそうですか?」
「あ、確認しておきます」
「お願いします~」
こんな会話だった。
すごくどぎまぎしたのを覚えている。
彼は私のタイプからはかけ離れている人。
こういう場で出会ってなければ仲良くなることはないタイプの人だったからだ。
そんな思いを抱えながら私は帰宅した。