先日、人生で初めて救急車を呼んでしまいました。


事の発端は息子の発熱。
幼稚園から連絡があり40℃ありますと。


病院を受診するも発熱から間もないので
コロナやインフルの検査が正しくできない可能性があり、明日も下がらないようであればまた受診して下さいと言われ、解熱剤などを処方して頂き帰宅。


割と普段から高熱が出ても元気に遊んで
ご飯も食べらるタイプなのですが、
ぐったりしてほとんど寝ていて、
食べたい気持ちはあるもののあまり食べれない状態でした。

解熱剤で一時的には下がるものの、ずっと40℃。

インフルだろうな〜
予防接種2回打ったのになぁと
その時は思っていました。


夜寝ていても
寒いと暑いを繰り返し、
何度も起きて寝苦しそうで。

早朝4時
熱い、もうヤダと言って泣いて起きたと思ったら、
目を見開いて天井を見つめ、
「ぎゃー!来ないで!やめて!!ごめんなさ、い!!」

と何度も叫び、明らかに幻覚を見ているようでした。

この時まだ40℃。
なんだか動きもおかしいような感じで、
え、、インフルエンザ脳症とかだったらどうしよう、、
と頭をよぎり、夫に伝えるも
大袈裟だろと相手にされず。


午前中も全く熱が下がる気配がなく、
再度受診してコロナとインフルの検査をするも陰性。
え、、絶対インフルだと思ってたのに、、


追加の処方箋を受け取り、私と息子は帰宅。
息子がドーナツ食べたい!と言い出し、
食べれそうならドーナツでもいいから食べてくれと
夫は近くのミスドへ向かいました。


てっきりインフルの薬が処方されると思って解熱剤を飲んでいなかったので、
とりあえず飲ませようと準備をしていると、
立っていた息子が一瞬白目を剥いて後ろにフラッと倒れそうになりました。
持ち堪えたものの両腕がロボットのような変な動きをし、
おかしい、、と思いソファへ座らせました。

「大丈夫?」

「なにが?だいじょうぶだよ、、」


と言った瞬間、
痙攣が始まりました。


泡を吹いて痙攣している様子に
完全に私はパニック。

「〇〇!〇〇!」

呼びかけるも痙攣は続き、
確か左右対称か見るんだっけ、、?
動画撮ればいいのかな、
いや、旦那に電話、、

…出ない

見る見るうちに
息子の顔が青ざめて唇が紫に。
え、息できてないのこれ?

確か救急車呼ぶか迷った時にかける番号、、
ダメだ思い出せない、、


震える手で119に電話しました。


「火事ですか、救急ですか?」

「救急です、子供が痙攣していて、呼んでいいか分からないんですけど、、」

「お母さん、落ち着いてね、大丈夫ですよ、まずは住居を教えてくださいね」

住所を伝えると


「もう救急車向かいましたからね、落ち着いて状況教えてくださいね」


その後電話で状況を伝えていると痙攣がおさまりました。
ボーっとしているような状態で、
呼びかけると声は出さないものの目線が合ったので少しほっとしました。

その後救急隊の方から電話があり、抱っこしてマンションの下まで来てくださいと。

エントランスまで降りるとちょうど夫が帰ってきた時で、救急隊の方と中に入ってきました。

顔色を見て、
一旦落ち着いたみたいですねと言われ、
ひとまず救急車に乗り込みました。


働くくるまが大好きな息子。
救急車乗ってみたいなぁ〜なんて言ってた時もあったけれど、
まさかこんな風に乗ることになるとは。。

ストレッチャーには怖がって横になれず、
ずっと私にしがみついていた息子。

受け入れ先の病院が見つかり、

「〇〇病院へ向かいますね」

と言われました。


隣にはミスドの袋を持ったままの夫。。

それほど近い病院でもなかったので、
夫が
「わたし自分の車で向かいます」

と隊員さんへ伝え、降りることに。


隊員さん「お父さん!くれぐれも信号は守って下さいね」

夫「あはは、大丈夫です!」




あはは??
何で笑えんのよ


と思ったのですが、
まぁよく言えば冷静で助かったかな。
(と思うようにしました。。)


バイタルは安定していたので、
隊員さんは気遣って私に色々話しかけて下さいました。

少しずつ私も落ち着いて来て、
やっぱり救急車呼ぶほどじゃなかったんだよなきっと、、
迷惑かけちゃったな…
と申し訳ない気持ちでいっぱいに。

隊員さんに
「どのくらいの時間続いていたら救急車
呼んでもいいものなのでしょうか」

と聞いてみると

「明確に何分というものはないですし、もう少し様子を見ようと思っているうちにどんどん長くなってしまうと、救急車が到着するまでの時間もありますから、おかしいなと思ったら呼んでもらって大丈夫ですからね」

と言って下さいました。
優しさが、、沁みるー

続けて隊員さんは

「見た目がちょっとびっくりしちゃいますよね、、
うちの娘も熱性痙攣起こした事があるんですけど妻はパニックになってました。
私は仕事柄冷静に観察していたら
妻に、何でそんなに冷静なのよ!って怒られましてね、、」

なんて話もして下さり。

奥さん、、心強いご主人でいいじゃないの、、!!


その後病院に到着し、
熱はまだ高いものの、バイタルも安定していたので、診察の後には特に処置等もなく帰宅することに。もしまた痙攣起こしたり、熱せん妄出るようであれば受診してくださいと。
診察してくれた女医さんもめちゃ優しかったー


その後車で帰宅。

またぐったりとしてずーっと寝ていました。

夜にご飯を少し食べられて、
またすぐベッドへ。

夫と私も疲れていたので、
早めに寝室へ行ったのですが、
まだまだ熱も下がらないし
さっきご飯少し食べたし、
寝てる間に知らないうちにまた痙攣して、
吐き戻したりして詰まったらどうしよう、、、
なんて考え出したら、
とてもじゃないけど寝れませんでした。


一方
5分もしないうちに
夫からはいびきが。。。

ほんと信じらんないわー。。。


その後息子は
さすがに眠れなくなったのか
夜中に起きて
いきなり歌い出したり、、
ちょっと大丈夫なんだろうか、、
と思うこと満載でしたが、
痙攣は起こすことなく
3日ほどで回復。

熱性痙攣、、
もう2度と経験したくないな。。

遺伝性もあるらしいのですが
私も経験はなく、
義母に聞いたら夫も義姉もなかったそうです。

義母は保育士なので
今回の話をしたら
「見守ることしか出来ないからね、熱性痙攣じゃ死んだりしないから安心してね」

と言われました。


救急に行ったとは言ったけれど、
救急車呼んじゃった話はふせておきました・・



もう起こってほしくないけれど、
もしまた起きたら冷静に対処できたらいいなぁ
まぁでも出来なそうだな、、


何より
救急の皆さんのありがたみを
感じた出来事でしたお願い