こんばんは


3月というのにいまだ冷たい風が吹いて、肩をきゅうきゅうにしながら歩いています。明日のリハーサルの帰り道。今日のリハは明日の夜のリハーサルをして、その後に少しだけお昼のリハーサルをして、だからなのかな、明日の別れの準備がまだ出来ていないのは。


今までにはない形での旅立ちで、厳密にいうともう卒業をしているのだけど、それでもまだいる気がして、これからもまだそんな気持ちになる気がするのは、グループにいる間からずっと忙しく飛び回っていて、だけど気づけばそばにいて、だから今いないだけな気がしてるんです。今日もそう。久しぶりに会うはずなのに、当たり前にそこにいるように思ってしまって、いまさっき家に着いてようやく、明日から先会えるのはすごくすごく珍しいことになるのだという事実が少しずつ実感を持ってきました。


それってつまり、私が今までみくちゃんにもらってたふとした時の自信とか、勇気とか、元気みたいなものにも出会えなくなるってことなんだなあ。


入ってすぐの、まだどんな先輩ともお披露目以降会ったことないみたいな時に、ひとりだけ少し早く事務所に着いてしまって、どこにいてもいいかわからず壁と一体化していた私にエクレアを持って突撃してきたみくちゃん。あの瞬間の鮮烈な光みたいなものが、私はHKT48という中身に出会った最初だったように思います。初めての選抜でシンメになって、初めてばかりのインタビューや撮影もたくさん助けてもらいました。そしてなによりずっと、みくちゃんだけは最初の頃から可愛い、顔が好きだと言い続けてくれていて、なにより可愛がってくれていた気がします。歌もカメラも、私のいま好きなことや得意なこと、一番最初に気づいてくれるのはみくちゃんでした。


チームが同じになって、選抜でも過ごす時間が増えて、たくさんのことを一緒に経験してきました。振り返るとまだ幼く小さな身体で背負うことが山のようにある時期も長くあって、そんな中で少しだけ私にも背負わせてくれているような気がして、次第に妹みたいな顔を見せてくれることも増えて、私にとっても先輩という存在と共に愛おしいなあと思う人になりました。


そしてなによりキャプテンになった時。阿紀でよかった。とそう言ってくれました。

あの時はつい笑ってしまったけど、本当は噛み締めてしまうほど嬉しかった。みくちゃんの無邪気さや底抜けの素直さはそうやって何度も私に光をくれました。


真っ直ぐであるが故に傷ついたことや、悲しみを持ったこともきっといっぱいあるはずです。だけどそれでもやっぱり一番アイドルで、みくちゃんのかわいいはかっこよかった。今日も何回もそう思いました。


そんな姿を間近で見られるのも、本当に明日で最後です。とてもとても、とってもさみしい。本当は卒業公演に出られなかったことも、とてもとてもさみしかった。それだけ私の中ではたくさんの時を一緒に過ごしていたから。


だけど、最初に出会った先輩がみくちゃんでよかった。心からそう思うから、明日はその恩返しを精いっぱいしたいと思います。





そして、そのあとの未来だって明るいのだと、あなたが残した光を私たちもまた繋いでいくのだと、お昼も頑張ります!!とてもとても楽しみです!!想いを込めて届けたい歌がたくさんあるよ。


あしたも早いです!

いっぱい寝て、明日をフルパワーで迎えたいと思います!


ではまた!!