こんにちは


いま私は空港にいます。明日のコンサートに向けて、一足早く東京へ。

と書いているうちに飛び立ったわけなのだけれど、並ぶビル群を見ながら、初めてここに降り立った日の同期に想いを巡らせてみたりしました。どんな気持ちでここへ来たのだろう。私はここで生まれ育ったから、やっぱりそれは想像でしかないし、やりたい事への距離というのは偶然や運命もあると思うけれど、それでもやっぱり飛び超えてここへ来た彼女には勝てないなあと思っていたこの7年半。最後までそうだったなあ。





さっき電車で、DMMでリバイバルされている目撃者の初日を少しだけ見ました。まだ1年も経ってないどころか今年の出来事なのに、いろんなことを思い出しました。ひろなは王道アイドルが好きだから、多分そんなに目撃者に好意的ではなかったと思うんですよね。それでも、この公演のセンターはひろなしかいないと話し合って決めたこと。いつも一瞬迷っている振りを見抜かれていたこと。久しぶりに一緒に公演に出て生まれていったふたりのあそび。それでもやっぱり、ひろなはどうなのかなあって思う時間がたくさんあって。私たちは物事の捉え方がいつも正反対だから。

でも卒業公演の日、円陣の時にひろなが楽しかったですねって言ってね、それがすごく嬉しかった。最後までいっぱいあそんだり、近くに感じたり。ひろなが最後までたのしいといいなと願いながら過ごしていました。



とはいえ、なんだかあの日は本当に実感がなくて、というかコンサートまで空いてたのもあるのかな。リハも公演もなんだか全然泣きそうにならなくて、4期で次のseasonを歌う時もみんなが泣いてる中で全然涙が出てこなくて、今でも感覚を覚えてるんだけど、どこか上の空というか、さっき笑ってたリハのこととかもっと多い人数でしてたこの曲のこととかを思い出したりしながら、それが楽しもうの方に動いて、別れをずっと覚悟していたからこそ準備出来すぎていたのかなあ、ってさみしく思ったりしたんだけど。





でも、「サヨナラを言うのはもっともっと先だと思った」って歌った時に、いろんな思い出がぶわっと押し寄せてきて、ああ、そうであってほしかったなあって思ったんですよ。早すぎるとは思わないけど、まだまだ一緒にいたかったなっていうわがままなんだけど。


MCとかでも言ったんだけど、昔から応援してくださっている私のファンの方やひろなのファンの方の中ではピンとくることが多いかもしれないけれど、2人で過ごした時間って意外と多かったんですよ。特に早送りで始まった2018年は同期の中で2人ってことが多くて、ツアーもたくさんのイベントも歌番組もあって、総選挙は1票差でランクインして同じ曲に入ったり、実はおしめししたり、一緒に年を越したりと盛りだくさんで、合間を縫ってカフェに行ったり、夢の国に行ったり、焼き鳥に行ったり2人きりだけじゃない思い出も足すともっとたくさんあって。


アルバム見たら、ふざけたビデオがたくさん出てきて、そうだよなあ、ひろなに対した他の誰かのイメージがありすぎてうっかり忘れてしまいがちだけど私にとっても、ひろなは特別な存在だったよなあって一瞬にして思いだしたんです。


そしたらもう涙が止まらなくなって、隣を見たらひろながなんで泣いてるのみたいな顔してて、でもそんなひろなも泣いていて。後で、あきちゃんが泣いてるの見たら泣いちゃって悔しい!!って言ってて、なんかそれがすごく私たちらしい気がしたなあ。




人は時々、私から見たひろなのことを追い付かれて追い越されたとか言うんだけど、どっちかというと道が分かれたような感覚で。でも言われているそれも確かに事実なんだけど、そこに嫉妬っていうものは本当になくて。

自分では思ってないかもしれないけど、ひろなは本当に何事もセンスが良くて、私にないものばかりを持ってて、そんなひろなに何度も焦がれ羨んだことはたくさんあったけれど、私たちは本当に違う人間過ぎて、ひろなが出来ることを私は絶対に出来ないようにその反対もあったり、それが当たり前に成立している関係だったと言うか、互いのテリトリーに入るものは任せられると言うか、これ、ひろなになら伝わるのかなあ。あまりそういうことを話したことはないけど、そんな気がします。


コンサートの準備をしてる中でも、そういうのを感じる瞬間があって、こういう時に頼ってくれるのが、ずっとずっと嬉しかったんだよなあ。





そんなコンサートはついに明日。ちょうど東京に着きました。

精いっぱい花を添えられるように頑張ります。

そして何より、明日も2人での思い出を残せますように。




ではまた。