こんばんは
ご無沙汰しております。豊永です。

雨や地震、皆さんのところは大丈夫でしたでしょうか。イレギュラーがどんどん日常を侵蝕していく感じが、怖くて、満足に眠れない日々が続きますね。

私はというと、一日中ベッドの上で、早く起きてはあれしなきゃこれしなきゃ、せっかくだからあれもしたいこれもしたい、色々思うのに気圧のせいか、はたまた状況のせいか、やる気が起きず、まだまだ気の抜けない空模様を僅かなカーテンの隙間から覗いていたらいつの間にか暗くなっている。恥ずかしながら、そんな風に日々を溶かしております。そろそろ頑張らねば。




話は少し変わりますが、
なんというか、消化しきれない話があって、


とてもとても楽しみな仕事がありました。
幼い頃から憧れていたものとのコラボで、毎日スケジュールを開いては、その日がくるのを指折り数えていた仕事です。

そうして当日。
順調に進むスケジュール。
飛び交う憧れの文字。
緩む頬を抑えきれず、同時に緊張もあって、
でもどんどんと撮影は進みます。

そんな中、どこか違和感が襲いました。



「あれ、これなんか、夢かも」



何も変じゃないのに、言葉にできない違和感。

でも、夢なはずはないのです。
だって、昨日の朝も、一昨日も、スケジュールを見た記憶があるし、楽しみだと人に話した記憶もある。いつもの夢の時はそんなものがない。だって、そんなものが一瞬にして作られるわけがないのだから。


と思っていた私を最後に、


目が覚めました。


見慣れた天井。昨日と変わらないカーテンの隙間。本物の現実。

しばらく戸惑いの時間です。

何度も反芻したはずのスケジュールの記憶は夢の中のものでしかなくて、当たり前に今月は真っ白のままで。頭にはやっぱりという落胆と、たくさんのはてな。
なんかそれが、すごくなんというか、
不思議で、ちょっと怖くて、ふわふわしてて。


もともと、夢ってすごいなとは思ってたんです。

その世界の当たり前も、常識も、設定も、記憶も、もともとあるところからのスタートじゃないですか。みんな当たり前に受け入れてるけど、一番身近な創作活動だと私は思ってて。しかもそれを作ってるのが自分の脳みそというのが、すごく不思議で、すごいなって思っていたんです。

でも、自分のコントロールできない部分の自分じゃないですか。それがなんとも不思議で、自分のことすら分かり得ないんだから、全てのことを疑えるなと思うわけです。

そうして、気づけば宇宙規模で考えてしまう。

もしかしたら、いまこの瞬間も、誰かの夢の中なんじゃないか、とか。
もしかしたら、宇宙の先にもっともっと大きな枠があって、文明があって、作られているんじゃないか、とか。
もしかしたら、この人生だって、或いは地球だって5秒前に始まったんじゃないか、とか。(これは昔そう思って調べたらちゃんと仮説があって感動した)

そういうことを割とずっと考えている子供だったんですけど、時を経て今日、さらになんか、パンドラの箱を開けたような気持ちになりましたね……。
特殊能力手に入れた気持ちになりました。

簡単に言って仕舞えば、夢の中で夢ってわかった、ってやつなんですけどね!

けど簡単に言えてしまう中に不思議ってあると思うし、それってすごくロマンだと思うし、もしくはまだ誰も知らない何かを知れるチャンスかもしれないし、そういうことは忘れたくないなぁと思いました。

すごく不思議な感覚だったなぁ。

その後もたくさんの夢を見ましたが、どれも現実だと信じてたなぁ。全てが架空なのに、全てが現実で、事実なんだもん。

そんなわけで疲れ切った目覚めだったのですが、夢を見れるのはすごく好きなので、今日も見れないかなぁと思って、眠りにつきたいと思います。

ではまた。
おやすみなさい。