5月も終わりに近づく今日、
私たちの春も終わりを告げました。

改めて、まどちゃん、
ご卒業おめでとうございます。



何から書けばいいだろう。

わからないくらい溢れています。

気持ちも言葉も、記憶も。



現場でのリハからね、何も考えてない時間にすぐ、涙が出てきたんです。頭の中でも心の中でも言葉になる前に。だから自分が、なんでこんなに泣いてるのか分からなかったんだけど、ああそっか、まどちゃんという存在がこの場所からはいなくなることが、寂しくてたまらなくて、そしてどこか怖いんだなって気づきました。


私とまどちゃんは、どこか不思議で、


めちゃくちゃ話したことがあるわけでもないし、たくさんの時間を一緒に過ごしたわけでもないし、アイドルとしてのタイプも全然違う。



だけども、これは私が勝手に思ってるだけかもしれないけど、でも同時にきっとそうじゃないんだろうとも自惚れていること、それは、どこか似てる匂いがするところ。


全体がではなくて、なんというか、不可侵領域の種類が似てるような感覚。


こう思うのには、というか、そういう意識をしはじめたのには実は訳があって。


入りたての頃、何で悩んでたか忘れちゃったんだけど、ひどく悩んでいたことがあって、大人の方に話した時に、先輩に話してみるとかはどうだろうとアドバイスをいただいたんです。ここまではよくある話なんだけど、「森保さんと考え方が似てるから、話してみるといいかもしれない」と言われたんですよね。


当時、まどちゃんとの関わりはほとんどなくて、こう言う言い方だと失礼かもしれないけど、そういう時に名前を出されるイメージもなくて、とにかく意外だったんです。


だけど、今になってその意味がよくわかると言うか。その時は結局、勇気が出なくて誰にも言えなかったんだけど、ああ、きっとまどちゃんならこの言語化しにくい気持ちでも分かってくれたのかもしれないな、みたいなことを思う瞬間がよくあって。


まどちゃんはとてもとても優しいから、それもたしかにあるけれど、それだけじゃなくて、なんというか、伝わるんだろうなって言う感覚。そして、まどちゃんの考えはスッと入ってきて、きっと、自分にとってプラスの刺激になるという確信がなぜかあって。


結局自分のことを言おうと思ったり、言ったことはあまりないけど、なんていうのかな、難しいけど、そしてめちゃくちゃ勝手な話だけど、そういう存在がいるということが私にとってのセーフティーネットだったんだなと思います。


まどちゃんの言葉は、本当に音楽みたいで、そして文学みたいで、たとえそれが整理されていなくても心地よく響くじゃないですか。最後の言葉も、すごくすごく、「まどちゃんの言葉」で、ああいう言葉を持ってる人が先輩としていてくださったというのは、少なからず私の今に影響をもたらしてると思うのです。だからこそ、涙が止まらなかったんだと思います。まどちゃんへの感謝と、寂しさと、少しの勇気不足。


あまり一緒の時間を過ごさなかったとかいたけれど、ある時から少人数での仕事で一緒になることが多くなって、その時間がすごく好きで、少しずつ少しずつ距離が縮まって。Fまどとかも、たくさん出させていただいて、毎回毎回どきどきしつつもとっても楽しくて。でも今思うのは、私が勝手に緊張してただけだったなぁってこと。まどちゃんはずっとまどちゃんだった。


だからこそもっと早く仲良くなれてたらな、と思うことがたくさんあるんですけど、でも、今このタイミングで、この距離で、この日を迎えられたこと、私はとても良かったなぁって思ってるんです。なんだろう。ここへきて未来への窓が開いてる的な感じ。まどあきだけに。……はい。


でもきっと、そんな風に思ってる人がたくさんたくさんいるんだと思います。それが、まどちゃんであり、10年の重みなんだと思いました。


優しさと芯の強さを兼ね備えることってとても難しいと思うんですけど、まどちゃんはそれを持ってるから。写真撮る時もね、一人一人と話してたんですよ。後輩にも、ダンス上手くなったよねとか、そういう、その人だけへの言葉なんです。そういうことなんですよね、まどちゃんって。


不本意アンロックを観てくれた時も、

「エニシって縁から来てるの?」っていう一言を送ってくれたんです。私はそれがすごく、まどちゃん!!!ってなったんですよね。すごく救われたんです。なんというか表現しづらいけど。

言葉を巧みに操るうまさもあるけど、まどちゃんはそういう言葉をまっすぐ届けられる力あって、それに救われた人がたくさんたくさんいるんだと思いました。


あなたがいてくれたからの時、号泣する私たちの目を見て、

「頑張るんだよ、引っ張ってね」

と言ってくれたこと。忘れません。



写真撮る時に、「あきは友達だから」と言ってくれたことも忘れません。その後に続く言葉が、撮らない!っていう可愛いセリフでも、そこだけ切り取って都合良く受け取って、絶対にここから友達になります。




ドレスのまどちゃん、オーロラ姫みたいで本当に綺麗だった。本当に本当に綺麗だった。


ピアノもセトリも、まどちゃんにしかできないことがたくさん詰まったコンサートでした。

また袖からたくさん写真撮ったので、どこかで。



もっと話したかったし、お出かけしたかったし、好きなものの話はきっともっと分かり合えたし、お裾分けできた気がするし、実は練習してたまどちゃんのピアノで歌う右肩歌いたかったし、とか、


出来なかったことが多いように感じるけど、二人でお出かけ(しかも東京で!)したり、二人だけのCM撮ったり、曲に歌詞書いてみたり、他にもたくさん、他の誰ともしないだろうなってことをたくさん出来てたなって思い直しました。


どの瞬間の私たちも、新鮮で、面白くて、楽しかった。だから、今はもう怖くないです。ただ、まどちゃんに再会した時、頑張りを褒められたいから、また頑張っていくつもりです。




これは、ソール・ライター展の会場を出て、まどちゃんと分かれたとき、ふとまどちゃんの方を振り返って撮った写真。


まどちゃんのこの先の道も、光に溢れることを願って。


ご卒業おめでとうございます。


だいすきだーーーー!!!




ではまた火曜日にラインします。