万能グローブ ガラパゴスダイナモスプロデュース「ナイス・コントロール」を観てきました!


面白かったー!!


プロデュース公演でしたが、ガラパの舞台、やっと予定があって何年ぶりかに観ました!!

主宰の椎木さんとは、ももち浜ストアにお邪魔した時にお会いしていたのですが、その時はご挨拶できず、でも、久しぶりに舞台の椎木さんを観られてすごく嬉しかったです!

そして川口さんの脚本がやっぱりすきだなぁと思いました。さらっと出てくるけど気になるワードが、キーとなって急展開を迎える感じ。


今回はプロデュースという形で、客演の方も多くて、ガラパなんだけどもどこか新鮮で、
舞台に立つ役者さんは誰も、ずっと年上だったのに、いつのまにか同世代になっていることに気づいたり、そのエネルギーを感じたり、

そして千穐楽だったので、演者の皆さんの名残り惜しさだったりとか、稽古期間が楽しかったというのが、本当に楽しかったんだなぁとか、たくさん覗き見させてもらって、楽しかったです!


らしさとか、っぽいとか、そういうものが枷になるとするなら、それを言いたくはないのだけれど、魅入って、笑って、考えて、沁みて、そういうものがぎゅーーっと詰まっている場所。


福岡という場所に育ったんだから、芝居の道を志すのは当たり前なんじゃないかと思うくらい、福岡の演劇がすきで、身近で、だけど手が届かなくて。その中でも、どこにいっても、福岡に触れると必ず出会う名前がガラパ。私の中ではそういう存在でした。


なのだけれど、そのガラパの方々と、数年前に受けた3つの演劇ワークショップで、同じく受ける立場として出会ったのです。普段、お金を出して観に行くその方たちと、そこでは年齢も歴も関係なく、同じ時間を過ごし、同じテーマについて考え、課題に取り組み、頭を悩ませました。


それでも遠くて、憧れというには少しちがう、もっと、観ていたい場所で、あの時を経てそれがさらにそうなって。

それでも、その時のことが私の記憶には色濃く残っていて、何度も思い出すし、何度もその時のレポートを読み返していて。

今日観ながら、それをなぜか思い出したり。
あの日からの夢や目標との距離を考えたり。

人生は選択の連続というのは、ずっと言われ続けてきたことだけれど、YES/NOじゃなくて、A or Bという方が似合うような、いい悪いだけで決められない、正解も不正解もない選択ばかりで、だからこそ迷うのであって、違うボタンを選んだいまのことを考えることも、正直たくさんあります。

だけど、だからっていまをリセットしたいとも思わないんです。Aを押した過去があるなら、何度そこに戻っても結局はAを押してるはずなんですよ。未来の私がどうするかは、まだ何も知らないのですけれど。


だけれど、終演後、ご挨拶をしていただいた時、その時のことも、私のいまも知ってくださっていたんです。びっくりした。横山さんは、同じチームで課題をしたんですよね、それも覚えててくださったことがとっても嬉しかった。私は横山さんの芝居が大好きなので、今回の役もとっても大好きでした。ずっと観てたかったです。


ちなみに、その時のワークショップの課題は喜劇だったので、コント劇の時はそれを何度も思い出してました。しかも、場所もコント劇と同じ大野城。だから、再演の場所が決まった時はびっくりしたなあ。思えば私は、福岡で演劇をしているのって、ほとんどが大野城なんですよね。しかも、キミコタの再演に、ガラパの劇団員の方が観にきてくださっていて、それも本当に嬉しかったなぁ。


ああ、私はやっぱり、演劇が好きです。
夢という言葉で自分を雁字搦めにしているだけでなんじゃないかと、何度も考えていたけれど、

舞台を観て、ドラマを観て、映画を観て、面白かったの後に続く言葉は、また観たいよりも先に、この中に入りたい。なんですよね。

舞台が好きだし、映像の中でも生きていきたいし、夢というと少しクサく感じたり、遠く感じたりするけれど、私はそれを職業にしたいし、それで生きてたいし、それを全うして死んでいきたいのだなぁと、再確認させられました。

千穐楽、観に行けてよかった。

それでは、ヨカヨカいってきます!
21:30から出る予定です!ぜひみてください!

では!