さくらが満開の美しい日に、
母方の祖母がなくなりました。
2年前に父方の祖母が100歳でなくなったので、
まだまだだと思っていたのですが、
94歳でその生涯をとじました。
大往生で、とても感謝しています。
祖母は私の中でお手本、と呼べる女性でした。
なにごとにも丁寧な人でした。
とても器用で、
編み物を教えていた時期もあり、
私は妹やいとことお揃いで、
いくつもセーターを編んでもらったものです。
住まいはいつもきれいに掃除されていて、
どの扉をあけても、
どの引出をのぞいても、
おどろくほどきちんと整っていて、
子どもながらに感嘆していました。
丁寧に暮らす、
ことへの憧れは、
祖母の暮らしぶりをみて、
持つようになりました。
今年になって会いに行き、
あらためて祖母の手をみると、
私があまりにそっくりなので、
ふたりで笑ってしまいました。
DNAですね。
とても器用な祖母の手と似ている、
ということが、私のちょっとした誇りです。
祖母が安らかでいられますように。