数年前、家から徒歩1分ほどのところに歯医者さんが開業しました。

かかりつけ医は、やっぱり近くのお医者さんがいいな!

と思い、気になりつつ放置していた虫歯の治療のきっかけができ、その歯医者さんに通い始めました。



ある日の事。
治療予約を忘れて、遠方のお客様を訪ねる約束をしてしまっていたけれど、当日なんとか思い出し、

長年ご愛顧いただいているお客様に正直に事情を説明して、少し早めに仕事を切り上げさせていただき、

夕方一番遅い診療の予約時間になんとか間に合って、到着することができました。


その日の歯医者さんはひどい混雑ぶりで、小さな待合室も人で一杯でした。

私の顔を覚えてくれていた先生のお父さん(当時は受付事務をされていた)が、
「よかったら家で待っていただいても。電話しますよ」
と、おっしゃってくださいました。

ごはんでも食べて待ってようと、お言葉に甘え、一旦家に帰って、電話があったのはそれから1時間近く経ってから。

「申し訳ないんですが、治療はまた日を改めてお願いしたいんですが…」


申し訳ないという気持ちは、電話越しにも伝わってきました。
混雑ぶりも、自分の目で見ました。

けれど、2週