先日、杉並区の法人のお客様を訪問しました。
お客様にアクシデントがあり、半年ぶりくらいにお会いしました。
そのアクシデントとは、取引先の破たんによる売掛金回収不能というものです。
売掛金は回収できなくても、仕入先からの買掛金は支払わなくてはならないため、損益とキャッシュフローの両面において経営上に非常に大きなインパクトを与えてしまう結果となりました。
今までの好業績による内部留保により、このお客様は何とかピンチを乗り越えることができそうですが、なかには取引先の破たんによって、自らの会社も破たんに追い込まれてしまうケースも多々あります。
このような取引リスクに対する保険というべきものが、「倒産防止共済」です。
【倒産防止共済とは】
経営セーフティ共済(正式名称:中小企業倒産防止共済制度)は、取引先企業の倒産の影響によって、中小企業者の方が連鎖倒産や経営難に陥ることを防止するための共済制度で、中小企業倒産防止共済法に基づいて、国が全額出資している独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営しています。
詳細はコチラ⇒倒産防止共済
【特徴】
①掛金は全額損金算入しながら320万円まで積立てることができる。
②取引先事業者の倒産によって売掛金債権等が回収困難となった場合に、掛金の10倍まで共済金貸付けが受けられること(無担保・無保証人で)。
つまり取引先の破たん等で売掛金の回収が困難となった場合に、最高で3,200万円まで無担保、無保証人で融資を受けることができるため、当座の資金繰りに大きな効果をもたらすことが可能です。
「法人の死」ともいうべき倒産。
この取引先の万が一に対しても十分な備えが必要ですね。
ご参考にしてください。
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