HEIM TEXTIL 2014!! | Forever Girls Love!

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女38才。夫と猫と3人暮らし。夫の赴任の為2012年11月にドイツ デュッセルドルフに渡欧しました。ドイツでの日々の出来事や思うことを綴ります。
どうぞよろしくお願いします…

あーーーー・・・風邪引いてすっかりブログ更新が遅れてしまいましたカゼ

せっかく興奮覚めやらぬ前に記事書きたかったんですがね、ひどいくしゃみ鼻水で
何も出来ない。1日中くしゃみが止まらないってこんなに人の思考能力を止めて
しまうって久々に感じました。


そう、気分を変えて忘れぬうちに書いておこう。。
今年も行ってまいりましたHEIM TEXTILビックリ
去年ドイツに来た喜びを感じたイベントの1つ、HEIM TEXTIL2013のレポートを書いて
から1年経ったんだな~・・・早かったなあ、としみじみ。

今年はちゃんと計画的にチケットや電車を早めに手配出来たからまだそんなにバタつか
ないで済みました。フランクフルトはだいぶ慣れた、、、と自負しています・・・・・
しかも今回はお友達の家に1泊させて頂くので1日歩き回ってヘトヘトな状態でデュッセに
帰らなくてもよいのでだいぶ気持ちにゆとりがあります。


今回は、効率よく回って全部見れると思っていましたが、やっぱり見切れなかった・・・ガーン

最初に今年のトレンドエリアをチェック。
PROGRESS!/REVIVE!という2つの大テーマでした。

PROGRESSの中の小テーマとして
・GENERATE COLLISION!
・ENGINEER NATURE!





REVIVEの中の小テーマとして
・EXALT PURITY!
・REJUVENATE CRAFT!





という4テーマを表現した展示がしてありました。

毎回このトレンドのテーマを理解するのが難しい・・・。
PROGRESSでは前進とか進歩とか前に進んで行く科学技術や材料、そこから生まれる偶然の
現象や不規則性のようなことを表現することによってデザインの新しい世界観が広がる、と
ゆうようなことを言っているのだろうか。。
REVIVEでは逆に過去の伝統や価値観を再確認し、その普遍的な本物志向を再度現在のデザイン
エッセンスと再構築する、とゆうようなことか。。。

今回もこのトレンドエリアのセッティングには南村弾氏(DANプロジェクト主宰)が6年
連続で関わっておられます。
2日目に日本人向けに南村氏がトレンドセミナーをされるので本当ならばそれが聞けると
少しは分かりやすいのだと思いますが、なんかテキスタイルの仕事を離れてしまった今、
聞いたとこでなあ・・・とゆう非常に消極的な自分がおります悲しい

しかし後日ネットで調べていたら、昨年度の11月に東京で行われた「インテリアライフ
スタイル展」で南村氏がこのトレンドについて少し説明している動画を発見しました。
やっぱり彼のおっしゃることは凡人にはなかなか難解ですが、なんとなくは分かるかな・・




では具体的に。
・GENERATE COLLISION!
ネオン色がものすごくハレーション起こしてますが・・






プリントと織物が多かったですが、目玉だったのがデジプリでした。
デモストもやっていましたがよく見えませんでした・・・
ipodを使っていましたがどんなことなんでしょう!!

画像はお借りしました。

白地に絵の具を飛ばしたり掠れたり混ぜたり絞り染めみたいな感じだったり、あたかも
偶然に出来たような表現を連続的なパターンとして表現しているもの多しです。


次。
・ENGINEER NATURE!


なんだろう・・実験?


自然と科学の融合とでも言うのでしょうか。


これ海苔だ・・・




なんか、ボタニカルカラー・リキッド・ミネラル感・湿っぽい・水っぽい・
バイオ・ミトコンドリア・・・そんな感じの単語が出てくる感じです。
とにかく生っぽい感じです苦笑


素材は色々でしたが、植物のデジプリや水彩画のようなプリントと、それとは対照的に
メタリックな素材なんかもポイントにありました。


次。
・EXALT PURITY!


ここでは天然素材・加工のない荒削りな自然・自然の色・テクスチャー・素・ミニマリズム
そんな単語でしょうか。表現力乏しいですがそれに尽きる気がします。


これは鳥の羽を使った壁紙?

画像はお借りしました。

白木のような超リアルな壁紙!!壁紙は面白いぞ。

画像はお借りしました。

素材としては木目調のジャカードや精白していないオフホワイトのワッフル織や
荒く紡いだ毛糸など、遥か昔から変わることのない素材、手法。
正直あまり目新しさはなかったように思います。


これはゴム素材のヒモで織ったもの。


そして中央には座ってお茶を飲むスペースが。
葉を煎ってみんなでほっこり・・・


次。
・REJUVENATE CRAFT!


その名も伝統工芸の復活??
手作り感・民族調・ラフ・ざっくり・切りっぱなし・地厚・頑丈、、、とゆう感じ。


素材としては、コットン・ウール・リネン・レザー・紐・袋織り・ケーブルニット・
刺繍・大きいチェック・ギャッベ、、、など。










こんな手の込んだクッション、まさに職人技でしょうか。ステキです。




REVIVEでは過去の伝統や本質の見直しのような背景に、省資源・リサイクルと
ゆうようなテーマがあるのでしょうか。なるべく余分なことを加えず素のままの
力強さとどこかホッとする素材感、そしてエコ。
PROGRESSの技術革新とテクノロジーとは相反するテーマではありますが、革新は
また見ぬ表現・技術への挑戦、復活は過去の優れた技法・素材の掘り起こし・再生、
これを裏打ちするもっと深い意図はセミナー受講またはトレンドブック購入しないと
計り知れないんでしょう・・・ムムム

ここから今期のテキスタイルトレンドは発信し、どんな風に川下の商品に反映して
くるのでしょうか。。。


はあ・・・
トレンドだけで疲れましたね。

あとはまだまだ個人的に刺激を受けたものやことはありましたが、サラッと流します。
昨年度もそうでしたが、やはり今年も壁紙の勢いがすごかったです(去年の記事→

テキスタイル外の壁紙についてはほとんど無知なもので、技術的なことなどわかりませんが
インテリアテキスタイルの中でこんなに市場から注目を浴びているのはなぜなのでしょう。
何年も前から発表され市場を増やし続けているフリース壁紙についても、全くと言っていい
程調査不足です。

何枚か撮ったもの。
テクスチャーがきれい。




高そうだな・・


だまし絵のような目の錯覚を起こす壁紙。




これまたすごい視覚効果、面白い。どんな場所に使うのでしょうか・・・


デジプリの壁紙も大々的に出ていました。プリント機のデモストもやっていましたし
技術の進歩は凄いですね。写真はけっこう厳しいブースが多いのでコソコソ撮るのに
途中から疲れ、目に焼き付けよう!と思い撮るのを放棄しましたうっ・・・

ベッド周り。







トレンドエリアもそうでしたが、昨年度より展示が大人しいように思いました。
昨年度のトレンド展示は凄かったですから・・・
私が大切なところ見逃してる確率は高いですがガクリ(黒背景用)

長いことお付き合いありがとうございました。