やりたい事も、やらなきゃいけない事も沢山ある。そうなってくると、気がついたら結構疲れていたりする。元気ばかりは良いけれど、意外に体力がないので、わりとすぐにへばります。生まれ変わったら、もう少しタフな体にグレードアップされていたら嬉しいなぁ。

でもなんというか、被災地にいる方々のことを思ったら、疲れたーなんて言ってちゃダメですよね。頑張っていきましょう!

チャキーーン。


そういえば、今月下旬から少しの間、ロンドンへ行ってきます。レインダンス映画祭へ参加しに。映画『Selfie Stick』のクルーの方々や、イギリスに住む友人達に会えるのが楽しみで仕方ないです。

それからもう一つ楽しみにしているのが、イマーシブシアターという没入型、参加型の舞台。

『スリープノーモア』というシェイクスピアの悲劇『マクベス』を題材にしたイマーシブシアターがニューヨークで2011年のオープン以降ロングランの大ヒット中なのですが、元々は、ロンドンの PUNCH DRUNK という劇団がロンドンで始めたもの。

イマーシブシアターというのは、会場そのものが舞台になっていて、お客さんはそこにアノニマス(見えざるもの)として参加します。
 なので、会場がお家だったり、6階建ての廃虚だったりします。ふふふ。
役者達が、それぞれに別々の部屋へ移動するので、お客さんは気に入った俳優を追いかけていき、そこで起こるストーリーを鑑賞します。なので、観客それぞれに観るストーリーが変わってくるというもの。


イマーシブシアターと聞くと、ニューヨークのスリープノーモアが有名ですが、本家本元はロンドンということで、london immersive theatre で検索。
でてくる、でてくる。たくさん面白そうな舞台がやっていそう。ということで、可能な限り舞台観劇して帰りたいと思います。


ちなみに、、、
観客と演者の境界線をなくして、観客も構成の一部とするタイプの演劇、元々は1981年のカナダ人の John Krizanc (ジョン・クリザンク)の戯曲 Tamara が先駆けとなっているそう。
そういえば、シルク・ド・ソレイユもカナダ発ですよね。う〜ん。カナダもショービジネスがすごそうだなぁ。。いつか訪れたい。トロント映画祭、行きたい。くぅ。


わんちゃん




イマーシブシアターって、目の前に展開されているストーリーを、自分の本能や感性を信じて選び、積極的に物語に参加し、ストーリーを進めていく必要があるんです。


それでね、わたし、ニューヨークでスリープノーモア2回観てるんです。

1度目の鑑賞の時は、あまり予習をせずに観にいったんです。そう、それこそ自分の感性や直感を信じて好きなストーリーを追いかけていくことにしたんです。

でも、あれです。せっかくだから、マクベスなんだから、マクベスを追いかけたいじゃないですか。

入り口入ってすぐ3人くらいの役者さんがストーリーを展開していて、そのうちの一人を追いかけ始めたんです。そしたら、、、
一向にマクベスに出会えない!!!現象が起きたんです。というか、、、マクベスどれ!!!!!笑  現象。もうよくわからないし、なんか目の前にいた役者さんをひたすら追いかけるという3時間になりました。( 6階建ての会場を縦横無尽に盛大にダッシュしました。)


結果、いわゆる、見所!!!である、マクベスのヌードシーンや、被り物をした全裸の男が踊るダンスなど、一つも見れず終了。






1度目の鑑賞の時に一緒に行った知人のうちの一人は疲れてしまい、役者を追うのは諦めて、舞台美術と、それからあちこち走り回っている仮面をつけた私を鑑賞していたそうです。


2度目の鑑賞の時は、「とにかくマクベスをひたすらに追いかけよう!そしたら見所のシーンに辿り着くよ!あれ!あれ、マクベスね!!!」と、友人に教えてもらいました。

ふふふ。ありがとう。



ニューヨークへ行く方で、まだスリープノーモアを観劇してない方は是非観に行って欲しい。とっても面白いです。とにかく1回目はマクベスを追いかけてみて下さい。


あぁ。なんだか少し長くなりましたが、私はロンドンがとっても楽しみでワクワクしています。素敵な舞台に出会えたらまたオススメしますね。


それでは