2年ぶりに、夏がきました。

去年の夏は、本当に遊べなかった。

2017年のカレンダー、見返してみると、8月がまるっと白紙なのです。笑ってしまうくらいに。



というのも、大好きな映画監督が新作を撮り始めるという話を聞きつけて、猛烈にピリついていたから。なのです。

本当に本当に憧れの監督で、大ファンで、そしてそんな彼のマネージャーさんとちょうどやり取りをしていた時期で、どうにかこうにか、お手伝いでもさせてもらえないかと、一生懸命になっていたんです。


まずはとにかく英語がネックで、ここをなんとか少しでもブラッシュアップしよう!と躍起になっていました。


留学7ヶ月の英語力って本当にへなちょこで最低最悪のレベルなんです。って、みんなと一緒にしてはいけないけど、私の場合、ほんとに悲惨でした。


ということで、とにかく学校へ行った後は、勉強、もしくはひたすらに出来る限りアメリカ人の友人と遊びに行って話しまくる。というのを日々繰り返していた。


今でも強烈に覚えているけれど、日々ヘトヘトで、自分の英語に嫌気がさして、うんざりしていた夏に、憧れの監督のマネージャーさんから電話がかかってきたときに、5番街で、泣きました。


パニックで。


正確にはサブウェイに乗っていて、慌てて下車して、地上に駆け上がって、泣いた。笑


ちなみに、英語が話せないとかは、容赦なしなので、ネイティブのノリでベラベラと話してくる。ので、電話だとほんとに危ない。危なすぎる。

マネージャーさんから電話がきたのはこの時が初めてで、とにかくパニックになった。大切なことを聞落として致命的なことが起きてしまうのが怖くて心臓がばくばくして、こわくて涙がこみ上げてきた。


強烈な夏の思い出。



ということで、必死すぎて、去年の夏は楽しかった思い出がない。

海にも行ってないし、バーベキューとかもしてない。そして全く興味がなく、そんなことより遥かに有意義な夏を過ごしていた。大変だったけれど。


でも本当に大変だったから思い出すと涙がでてくる。このブログを書きながら思い出して、涙がこみ上げてきました。笑


留学を決める前、数年前に渡米した際、そのマネージャーさんが、例のごとく、ネイティブへ話しかける勢いで話しかけてきて、「意味わかった?」と確認してきた。正直、半分くらい聞き取れなかったので、正直に、「わかりませんでした!もう一度ゆっくり話してください!」と、いった。


その時に、小さく溜息をつかれ、ゆっくり首を横に振られ、そっぽを向かれた。

わたしはこの時のことを一生忘れないんだろうな。


当たり前なんだけど、とてつもないショックで、とにかくそんなことが二度とあってはいけないと、もう、わけがわからないくらいピリついていた。笑

自分の圧倒的な力不足に打ちのめされた瞬間でした。悲しくて厳しいけれどこれが現実。
向き合いながら、少しずつ、自分らしく進んでいこう。





そんなこんなで、2年ぶりに夏を楽しんでいます。



マンハッタンから、ロングアイランドへ車で約2時間ほど、電車とバスで3時間半、ノースフォークにあるワイナリーへ行ってきました。

わたしは比較的良くニューワールドのワインを買っている気がする。なぜだろう。

アメリカワインといえば、カリフォルニアのナパバレーが有名だけれど、ニューヨークワインも最近人気なんですって。

まだまだ歴史は浅いけれど、とっても美味しいです。


マンハッタンとは、まるで別世界。
同じニューヨークとは思いないような大自然が広がっています。

なんとわたしは、Pindar Vineyards (訪れたワイナリー) から Greenport へ向かうバスの中から、生まれて初めて野ウサギをみました!衝撃。



それから、ニューヨークの都心では見られない、「ペットショップ」なるものも見かけました。バスの中から。さらに衝撃的だったのは、そのペットショップの前で、「パピーミル!!反対」と書かれた札を持った人たちが抗議をしていたこと。


(  ※  アメリカでは、ペットショップでは、シェルターから保護された動物以外売ってはいけないという法律が定められている州がある。それくらいもう犬や猫が生産されて販売されるということがない。)


アメリカ、進んでいるなぁ。と思う。
改めて。


ニューヨーク、マンハッタンにあるペットショップはいわゆる、ペット用品店で、犬や猫が売られているということはない。と思う。
わたしが知っている限り、無かった。
保護された、犬や猫が "里親募集" という形でお店にいることはあるけれど。





沢山、学ぶことがあるなぁ。




豊かな自然に、じっくり癒されました。






ワインを10種類試飲して、晴天の夏の空の下、サングリアを飲んだ酔っ払いの舞。





ふふふ。






ぷち旅行から、マンハッタンへ戻ってきた時、「帰ってきた〜。」と、安心したあの感覚。

なんだか少しだけニューヨーカーに近づいた気がして、不思議な気持ちになりました。






皆さまも、各々に、おもいおもいの、素敵な夏をお過ごしください。