リバーサイドパークからこんにちは。

久しぶりにブログが書きたくなったので書いてみるとします。

ささやかな日々のことや、日常の小さな幸せとかを。つらつらと。


ハドソン川をバックに散歩しているカモさんの和やかな写真をどうぞ。


 まずは、朝おきて飲むインスタントコーヒーについて。

コーヒーの香りが好きだ。落ち着く。
インスタントでもおいしいのだ。

頂き物のネスカフェの香味焙煎 深み。

頂き物というのは面白くて、くださった方の顔がいつも頭に浮かぶ。今頃何してるかな。とか、元気かな。とか。

そして感謝を噛み締めながら、いただく。

朝の幸せなひと時である。





 『 犬派か、猫派か 』



ニューヨーカーはみんな犬か猫を飼っているのではないかと思うくらいそこらじゅうで犬や猫をみかける。大げさでなく、犬や猫を一匹も見かけなかった日はないと思う。

動物好きにはたまらない犬と猫の数々。



さて、犬派が猫派か。
よくある質問ですよね。アメリカでも何回かこの話になりました。

そしてわたしは最近、うーーむ。猫かなぁ。とこたえるのです。


猫の精神的に自立している姿に憧れるのかもしれない。

人に依存せず、嫌なことはハッキリノーと言う。時には猫パンチも飛んでくる。でも、とても甘え上手でそして何より自由だ。

しなやかな体に、美しい鳴き声。。
魅力的ですよね。


でもやっぱり、愛情に満ち満ちた、犬も大好きです。ふふ。





ニューヨーカーと遊ぶのもまだまだ大変である



以前ブログにも書いたと思うけれど、今年に入ってから脚本を書いていました。

最初は、短編の脚本を書いて、ショートフィルムを作ろう。そこでたっぷり演じてみたい。

と、書き出した作品。35ページほどの中編ができあがった。知り合いのアメリカ人の監督にみせるために翻訳もした。


この作業がずいぶんと大変だった。
書き方も何も知らず、今まで出演した作品の脚本たちを参考にしながら、バケーション期間に朝から晩までカフェに篭って8日ほどで完成させた。

新しいことをやるというのは本当に頭を使うしパワーがいるのだ。


ニューヨーカーの知人監督から、アイディアが面白いから、長編に書き換えてみたらどう?中編だと長さ的にも半端だし。

と、提案された。

げ。35ページ ( 1ページ 映像になると1分弱 )の物語を書いただけでヒーヒー言ってたのに、、、。

長編は70分を超えるように作らねばなりません。うーーーむ。。。と思いあぐねていると、あきならできる !!と背中を押してくれた。


そして、脚本の本をいくつかオススメされた。
よし、いちど勉強してみるか!と思い立ち、脚本の本を読み漁ってみた。 ( 英語で読んだら大事な部分を読み落とす可能性があるのと、膨大な時間がかかりそうなので、ここは日本語の本を買いました。)


そしてまた学校が終わったら、カフェや家にこもる生活が続きました。まずは本を読んで、コンストラクションを勉強。


本当に、どの映画もこういった形式で話が進んでいるのかと、徹底して洗い出した。好きな映画や近づけたい作品がどういう流れで進んで行くのか確認した。一つ一つのシーンごとに短く要約して、何が起きてるのか、書き出した。
わたしの場合は、グランドホテル形式 (群像劇) の作品を書きたいので、その手の映画を見返しては、一人一人に何が起きてるかも書き出した。

( これはアメリカのベストセラー脚本術の本に書いてあった勉強方法である。)


脚本を書く作業というのはとっても面白い。と、同時に、とても頭を使うのです。疲れるんだなぁ、これが。


そして、晴れて、2週間ほど前、80ページほどの初稿があがりました!! 
うわーん。大変だった。本当に。

そんなことをインスタグラムのストーリーで呟いてみたら、何人かの方々から、おめでとう!!! というメッセージを頂いた。嬉しかった。とってもとっても嬉しかった。

その何人かは、みんな、映画監督やシネマトグラファー、俳優などの業界人である。みんな、きっと初めて長編を書き上げる大変さを知っているんだろうなぁ。としみじみ思った。

おめでとう!や、大変だったでしょ。まずはお疲れさま!!という言葉がジンジン響いた。


せっかく書いたのだから、映画を作りたい!と、色々な方に声をかけているのが今のわたしなのだけど、少しずつ、この脚本やろう!やりたい!と仲間が集まってきた。


そして、色んな方の意見を参考にしつつ、まだまだ本を詰めようと思っていたところである。


と、そんな時、アメリカ人の映像監督、兼フォトグラファーの友人から台本を読ませて欲しいと言われた。4回くらい。
とてもステキな写真や映像を撮る人で、良く遊びにいったりもするのだけど、何よりセンスが素晴らしい。映画を観に行く時もチョイスが素晴らしいし、レストラン選びも完璧である。そして、カメラが恐ろしく好きなのである。



うーん。めっちゃ読んでほしい。



でも半分以上は日本語の台詞だし、まだ書き直したりするから、ちょっと、まだ翻訳したくないなぁ。。
だからまたちょっといじって、完成したら翻訳するよ!と言ってみた。そしたら



じゃぁ、今度遊び行く時、とりあえず台本持ってきて読み上げて。と言われた。


え、絶対もっと大変!笑
そして、そんなことしたら、1日が終わってしまいそうな気がした。1日どころか、翌日に持ち越すかも。。。


初稿をあげた疲れがすごかったし、皆さまから感想をもらうまでの間は、脚本を詰める作業は休憩することにした。
( わたしと違って売れっ子はみんな忙しいのだ。)



と、いうことで息抜きで翻訳をはじめた。笑


0から1を生み出す作業より、もうすでにそこにあるものを変換する作業のほうが、わたしには簡単だった。そして英語の勉強をしているという感覚から、有意義な時間を過ごしているような気分に浸れたのである。笑

( 少し気楽だっただけで、80ページを英語に変える作業はなかなかのスタミナがいりました。)


そしてやっと翻訳作業も終わったので、今度は知り合いのイギリス人の監督さんに英語チェックしてもらっているところです。もっとナチュラルな言い回しがあったら教えてほしい。と。アドバイスも下さいと。




ふふ。すっかり脚本家きどりだよ。



やれやれ。
英語で、異国の地で、何かをやるっていうのは本当になかなかとっても大変ですね。


でも色んな国の人に出会い、沢山のことを学んで、そして大好きなことをやって、なんて幸せなんでしょう。




どうだろう、映画完成させたら、みんなみてくれるかな。頑張ろう。



これは1ヶ月前のわたくし。
約1ヶ月前の4月30日。気温8度。

明日は最高気温が17度。最低気温が12度。
ニューヨークは、寒かったり暑かったり気温が不安定な日が続いています。

皆さんも季節の変わり目、風邪などひかれませぬよう。お体ご自愛くださいくださいませ。



それでは、それでは、それでは。

( 淀川長治さん風 )