ここ最近私の大切な大切な恩師に会いに行っています。
私が音楽を今続けていられているのはこの方がいらしたからだと思っています。
音大受験生時代、通学にも1時間半以上かかるし、高校の部活と受験勉強との両立が難しくいっぱいいっぱいだった私。今では1時間半オーバーなんてなんてことない移動時間だけど当時はすごく長く感じてました。
部活終わってから毎日のようにレッスンに通い、始発5時半の電車に乗るために5時にお家を出て帰りは終電(←田舎だからまぁ普通よりちょっと早いけど、苦笑)。。。
先生にはソルフェージュとピアノを習っていたけど、なんだろ。今考えると音楽を通じてたくさんの人間教育をしていただいたのかな。
私が学生のころから透析をされていて体もものすごくきつかったのに、いつもどんな時でも何事にもまっすぐ向き合ってくださって。。。
厳しいし、めっちゃこわいし……でもたくさんの愛で包み込んで抱きしめてくださった。
そんな先生が大病。。。ずっと体調が良くなかったようですが、先生だから自分流に元気を装っていたこともあるとは思いますが、検査をしても全然原因がわからず…
原因がわかった頃には癌が体中に転移している状態だったようです。。。
病気って、ホント容赦ないですね。
毎日のように通ってもなにもできない私。無力に感じた。
そんなある日先生がまだお話できる頃、
『あっこちゃん、このお花の飾りきれいだから肌身離さずつけててごらん!先生がずっと近くにいるみたいでしょ』
って。
私の一生のお守りになりました。
どうか先生が少しでもラクに過ごせますように。。。