夫婦で北海道にキャンプツーリングに行きます。
牧場ってサイロがあるイメージでしたが、いざ北海道ツーリングにいってみても見当たりません。たまーに見かけても廃墟になってます。
↓根室の明治公園にあるサイロは文化財として保存されています。
サイロは、収穫した牧草を上(白)から入れて下(茶色)から出します。
夏に収穫した牧草を冬の餌として使うために、上から入れて押し固めて発酵させることで保存食としたそうです。
牧草を詰める作業は家族や地域総出で身の危険もある大変な作業だったそうです。
使われなくなったのは、もっと簡単なサイロが2種類できたから。
1つめは、前回のブログの牧草ロールをラップ巻にした「ラップサイロ」
ラップの中で密閉されて発酵されるそうです。
2つめは「バンカーサイロ」丸めてない牧草を山のようにつんで、ブルーや黒のシートをかぶせてタイヤの重しを乗せた物。大抵は3方向と地面はコンクリートになってます。
道北では牧草地が多くて、回収される前の乾燥牧草ロールかラップサイロを見かけることが多いです。
道東では、日本の生乳生産量トップ10に名を連ねる町が集まる根釧(こんせん)地区に牛が多いのに伴って、ストックされてるラップサイロやJAなどの施設にバンカーサイロを見ることが多いです。
神奈川のスーパーでも根釧地区の牛乳が売られるようになったものの、別海や標津などの地名を言ってもわからないですよね。
「道東エリア」をイメージして、そこから「知床」と「湖」を抜いたところが「根釧地区」だと思うのが手っ取り早いと思います。
↓パネルは古そうですが今でも生乳生産量日本一の別海町。逆から見ると牛の顔出しパネルなんで丸い穴が開いてます。