夫婦で北海道にキャンプツーリングに行きます。

 

朝ドラ「マッサン」「なつぞら」は見ました。「水曜どうでしょう」は20年くらい前によく見てました。以前はテレビの旅番組やグルメ番組もよくみていて「いつかいきたい、食べたい」ものがたくさんありました。
 
最近は年に一冊くらいは本を読むことにしてます。
観光ガイドとは違うことがインプットされると、ほんの少しですが視野が広がって旅の見どころが増えていきます。
 
去年は河崎秋子さんの「清浄島」その前は乃南アサさんの「チーム・オベリベリ」と小説ばかりを読んでましたが、今年は「寒い土地のくらし 北海道」という教育向けの本を借りてきました。

 

 

教育機関向けの本で一般発売はされていないようです。

日本各地の気候や風土を紹介するシリーズで、寒い土地として北海道の事がかかれています。

 

内容は、国交省や気象庁のデータを元にしたわかりやすいグラフや図、寒い土地ならではの工夫、文化、食べ物、過ごし方、歴史などの紹介でした。

2023年11月発行なので情報が新しくてよかったです。

 

小学校高学年向けの本のようですが、子供向けだと侮っちゃいけません。

簡潔にわかりやすくて読みやすくて「ほ~へ~ふむふむ」と楽しい読書となりました。

 

なんとなく「北海道はカラッとしてる」と思ってましたが、日本各地の気候と比較したページで一目瞭然。4.5.6月の雨量は関東の冬並みでした。

どうりで爽やかなはずだと納得できました。

 
 
河崎秋子さんの「清浄島」
礼文島を舞台にしたエキノコックス症に挑む若き研究者の話。小説だから脚色もあるでしょうが「呪い」と言われた病がキタキツネからだとつきとめたこと、礼文島では一掃されたこと、本島では対策が間に合わなかったこと、など歴史を知るいい機会になりました。これを読んでからはキャンプ場をうろつくキツネや近づこうとしてる観光客を見かけるとゾッとします。
 
 
乃南アサさんの「チーム・オベリベリ」
今は帯広と呼ぶオベリベリの地を開拓しようとした晩成社の事を女性目線で描いた話。アイヌと和人の関係や壮絶な開拓の苦労をしると、十勝の平らで広大な土地を見る目が変わります。
まじめな話のあとは、晩成社の作った「マルセイバタ」のパッケージを元にしたのがを六花亭のバターサンドやクッキーや、作中に出てくる「ひとつ鍋」というフレーズをモチーフにしたお菓子などを買いに六花亭に行きたくなります。