No.497【618日目】

“あさんぽ”でスタート

 

“付加価値”と“エンジン”で

中小企業の持続可能な発展に貢献するパートナー、おかちゃんです

 

■「YouTubeで…」 言われてませんか?

お客様から

「YouTubeではこう言っていました」

と言われたとき

 

専門家の方の中には

こういう経験ある方がいるのではないでしょうか

 

この場合

気にするべきはYouTubeの「内容」ではなく

なぜ自分より先にYouTubeから情報を得たのか」

だと思います

 

先日、支援先企業の経営者から

仕事でしか着ないスーツって、どうしてます?」

と聞かれました

 

つまり、経費にしているか?

ということ

 

税務の相談は税理士資格が必要なので

もちろん税務判断をすることはできません

 

そもそも独立してから

まだスーツを買っていないので

「まだ、そういう場面に遭遇してません」

と答えました

 

すると

○○っていう税理士のYouTube(とても有名な方で私も視聴しています)では

仕事以外で使わないならOKって言ってたんだけど」

顧問頼んでいる税理士に聞いたらNOだったんだよね」

 

さらに

「YouTubeの話をしたら、あまりいい顔をしなかった

とのこと

 

税理士に限らず

専門性を売っている方からすると

 

「YouTubeで見た」

「知り合いの○○はこう言っていた」

と言われるのは

あまり気持ちのいいものではないと思います

 

専門家として費用をいただき

責任を持って回答しているのに

切り取られた動画や他人の話と比較される

嫌になる気持ちもわかります

 

ただ

少し厳しい見方をすると

これはお客様だけの問題なのだろうか?

とも思いました

 

人は

「初めて教えてくれた人」を信頼しやすいものです

 

私も「最初に岡田さんから話を聞いたから」

という理由でご縁をいただいた経験が多くあります

 

知らなかったことを教えてくれた

困る前に知らせてくれた

自分に関係する情報を届けてくれた

 

こうした積み重ね

「この人に聞けば大丈夫」

という信頼がつくられていきます

 

逆に顧問契約をしているにもかかわらず

必要な情報をYouTubeや知人から先に知る状態が続けば

お客様の中で

「情報を得る人」

「顧問をしている人」

が別々になってしまう

 

これは少し怖いことです

 

もちろん

すべての情報を先回りして伝えることなどできません

 

それでも

定期的に情報を届ける

最近の相談事例を共有する

お客様に関係しそうな変更を知らせる

 

こうしたことはできます

 

そしてこれは

「高度な専門知識」の話ではありません

 

誰でもできる「基礎的な業務」

 

専門性を高めることは大切

商品やサービスの品質を高めることも大切

 

しかし

その価値がお客様に届かなければ

売上にも利益にもつながりません

 

むしろ定期的な情報発信によって

質問認識違いが減れば

お客様の安心につながり

対応する側の時間コストも減らせます

 

顧客との関係を長く持続させるという意味では

これも立派なサステナビリティ

 

「YouTubeではこう言っていました」

 

その一言にイラッとする前に

「なぜ自分が先に伝えられなかったのか」

と考えてみる

 

信頼とは

専門知識の量だけではなく

「必要なときに、必要な情報が届く」

そんな当たり前の積み重ねで

つくられるものなのかもしれません