No.391【512日目】
“あさんぽ”でスタート
“付加価値”と“エンジン”で
中小企業の持続可能な発展に貢献するパートナー、おかちゃんです
■人権対応とは何か
人権対応とは「特別なこと」ではなく
「当たり前を仕組みにすること」だと感じている
前回
“声が上がる状態”がすべての起点だとお伝えした
では実際に
企業は何をすればいいのか
ここが一番分かりにくい
人権対応というと
・研修をやる
・ルールを作る
・窓口を設置する
そんなイメージを持たれることが多い
もちろん、どれも間違いではない
しかし、それだけでは機能しない
むしろ
「やっているつもり」になることが一番怖い
例えば、相談窓口
設置している企業は増えている
しかし、実態はどうか
ほとんど相談が来ない
この「相談が来ない状態」
または、「相談が届かない状態」
ミニストップ の賞味期限偽装問題でも
内部通報が機能しなかったと言われている
仕組みはあった
しかし、機能しなかった
なぜか
理由はシンプルで
「言っても変わらない」と思われていたから
あるいは
「言ったら不利益がある」と感じていたから
ここを変えない限り
どんな制度を作っても意味がない
人権対応の本質は
3つの流れで考えると整理しやすい
「検知」「予測」「対応」
まず「検知」
問題を“見つける力”
ここで重要なのが匿名性の担保
そして、対象を限定しないこと
社員だけでなく
その家族、友人
取引先
顧客
場合によっては地域社会
すべてのステークホルダーが
声を上げられる状態
次に「予測」
起きている問題だけでなく
“起きそうなこと”を見る
例えば
・離職が続く
・特定の上司(社員)に不満が集中する
これはすでにサイン
そして「対応」
ここが一番見られている
どれだけ立派な方針でも
対応がずれていれば一瞬で信頼は崩れる
実際に
ビッグモーター の問題や
ジャニーズ事務所 の問題も
構造としては同じ
「問題がなかった」のではない
「声が機能しなかった」
さらに
プルデンシャル生命保険 に続き
マニュライフ生命保険 でも類似の問題
ここから見えるのは
「同じ業界では、同じことが起こりうる」
という現実
ビックモーターの事件以降
中古車業界でも同様の問題が明るみになりました
つまり
自社だけは大丈夫
という前提が一番危ない
最近はSSBJなど
情報開示の流れも進んでいる
「やっているかどうか」ではなく
「どう向き合っているか」が見られる時代
人権対応の価値は
“本音の声が集まること”
本音が見えると
経営の解像度が上がる
問題も見える
機会も見える
人権対応とは
リスク対策ではなく
経営そのもの
“仕組みがある会社”ではなく
“機能している会社”