私は外国に行くのが大好きです。外国の人と話すのも大好きです。
なぜなら
より日本のことを知ることができるからです。
例えば、地元にいて地元の人としか話さなかったら、
どこまでが方言なのかわらないと思います。
自分のいるところを離れて初めて、より自分のいたところの良さ、特別なところを知ることが出来ると思いませんか。
だから外国に行って、日本について考えること
外国の人が感じた日本を聞くこと、本当に楽しい。
私は、古文が「まんが日本昔話のようで楽しい」と、短大では国文科に行きました。
ゼミでは「社会言語学」を専攻
編入した大学では「社会学」を専攻しました。
では、ホーレス・マイナーの有名な調査研究のなかで描写された集団
ナシレマ族
につての報告書をお読みください。
ナシレマ族は口腔に関して、本当に病的なまでの恐怖と深い関心を抱いていた。
かりに口腔儀礼を執り行わなかった場合、歯は抜け落ち、歯茎は出血し、顎の骨は収縮するとナシレマ族は信じている。口腔の健康状態が、全ての社会関係に対して、超自然的な影響力を持つと信じている。
誰もが毎日行う身体儀礼には、口腔儀礼が必ず入っている。
この儀礼では、何か魔法の粉をつけた、豚の毛の小さな束が口の中に差し込まれ、それから一連の高度に儀式化された動作でもってその束を動かしていくのである。(Miner 1956, 各所略)
みなさんは、ナシレマ族をご存知ですか。
(この続きにこの儀礼を行わずデートに行くなど最も非常識な行為でナシレマ族から追放されるというような内容もある)
私はよく知っています。
上の文章から約50年後のナシレマ族は・・・
変わらずこの儀礼を大切にしています。
豚の毛を使うことは少なくなったかもしれません。
これも伝統的な口腔儀礼の考えからつながっていて、かなり多くの子どもたちがこの儀礼を行います。
大人たちは様々な薬品を調合し、不自然なくらいに歯を白くさせ、その白さが口腔儀礼をいかに熱心に執り行っているかの証となっているようです。社会的信頼、異性関係にも大きく影響していることは間違いないと思われます。
この口腔儀式を行わず、ナシレマ族に会うことは極めてタブーです!
ご注意!
Nacirema族
逆から読むと・・・
Americanです。
信仰度合いはちがうけれども、私たちも毎日同じ口腔儀礼をしてますよね。
歯磨きを知らない文化の人が見たら、あんなふうに私たちの行為を書き表すのかもしれません。
文化というのは、自分の常識から離れた視点でみて
初めてその不思議さ、面白さに気付くのです。
※
わたしが書いたのは歯列矯正、ホワイトニングのことです。歯列矯正は医療ローンとか保険とかで、ほとんどの子どもがするのだとか。ホワイトニングは大人のマナー。アメリカ人は歯が命。