今日は管理組合の臨時総会の議事録を作るために、隣町の印刷会社まで出張しました。
私の代わって500部の議案署を頑張ってくれた印刷機です。
我が団地組合では、今年度これで3回目の臨時総会をします。
いずれも今抱えている裁判に関わる臨時の総会です。
当組合が前期に関わった工事業者及び設計業者が、かなり粗悪な業者であったため、
契約を途中で打ち切った事でいま係争になっています。
今期弁護士費用だけでも数百万円になります。
なぜこんな業者と取引を開始してしまったのか?!
その原因はどこの団地(管理組合)でも起こる事でした。
管理組合はいままでは大きな事故もなかったため、理事長以下役員は一年の持回りで回してきました。
そのため全く経験知識のない理事長がくじ引きで決まるという事が起きていました。
一方建物などの老朽化により、大きな工事(大規模修繕)が必要になり、
専門的な知識を持った専門委員会が長期にわたり設けられてきました。
すると理事会よりも、そのうち専門委員が力を持ってきて、理事会をないがしろにするような事が起こります。
加えて工事にはお金が関わってきますので、委員と業者の「癒着」という事が起こります。
当組合の今回のケースもこのケースでした。
高齢化する団地では役員のなり手がどんどん減って、管理組合役員の素人化が進んでいます。
一方で組合は修繕積立金という形で、かなり多額の預金を保有しています。
したがってどこの組合においても、我が団地のような事態が起きるリスクが潜在的にあります。
こういった事態を避けるには、一般役員はともかく、トップ(理事長)の選出については、
しっかりと住民間で議論して上で、信頼できる人を選ぶ制度・仕組み作りが不可欠だと思います。