父は三年前の今日、満102才で旅立ちました。
百歳まではとても元気でしたが、亡くなる前の二年程は病気や怪我が重なり、しんどい思いをさせてしまいました。
しかし医者も驚くような驚異的な回復力で次々に克服し、最後は眠りの中で穏やかに旅立ちました。
百歳近くなって自宅での一人暮らしが限界になりかけた時に、自宅の前に介護施設が新設されたりとか、
近くの診療所の訪問診療を受けれるようになったりとか、いろんな事がジャストなタイミングで始まりました。
更には、亡くなる日や時間がまるで本人が計って逝ったような、ベストなタイミングでした。
信心深い人でしたが、運が強いというのか、神様を味方に付けたような終末期でした。
そんな中唯一心残りは、私の判断ミスで膀胱ガンの内視鏡手術を行った事です。
「内視鏡による簡単な手術だから」という医師の勧めに同意した結果ですが、
結果的に本人に大きな苦痛を強いる事となり、その事を未だに悔いています。
今日の命日は、そんな三年前の記憶がフラッシュバックした日でした。