いま私は実家に関わる経費の削減策をイロイロ検討しているところです。
ところがお寺さんとの話にしろ、親戚との経費分担の話にしろ、一筋縄では行きません。
会社経営でも拡大はむしろ簡単ですが、縮小や撤退は格段難しくなります。
現役時代は繊維産業だったので、入社以来数十年間縮小と撤退・削減の繰り返しでした。
縮小局面では何がしの犠牲が付いて回るので、関係者の主張を粘り強く聞きながら、お互いの妥協点を探るという事がとても大事になります。
しかしこれは言葉でいうほど簡単な事ではなく、ひどくストレスの溜まる仕事になります。
いま日本の国家財政は、コロナ復興ということもあって、給付金や助成金など威勢のいい掛け声ばかりが聞こえてきます。
しかしこの「イケイケ」的な財政出動が収まった後、縮小局面を迎えた時の舵取りがとても難しくなると予想します。
誰がこのいわば「貧乏くじ」を引くのか!相当な胆力のある人物でないと務まりませんが、果たしているのだろうか?!