埴生の宿 | おやじの絵日記

おやじの絵日記

後期高齢おやじの絵日記です

先日3家族で家内の実家にお墓参りした際、今は空家になっている生家に寄りました。

いまの残っている建物は比較的新しい建物ですが、誰も住まなくなったために草が生い茂って寂寞としていました。

裏手に古い納屋が、いまも残っていました。



40年前私が結婚した当時には、便所がこの納屋にあったため、夜は恐くてとてもじゃないですが行けませんでした。

お風呂も一旦土間を通って行くので、冬は震えあがりました。

しかし家は旧かったものの、盆正月などには家に入りきらない程の人が集り、子ども達の遊ぶ声が周囲に響きわたっていました。

生活は今ほど豊かではなかったですが、周りには笑顔があふれていました。

今から想えばいい時代でした。