今日実家近くの診療所に定期健診に行くと、突然見知らぬ人から声を掛けられました。
聞くと、妹の中学校の同級生で、私のことも覚えているとのことでした。
その方は父のこともまたよくご存じで、介護施設での様子などを聞かれました。
そして云われたことは、「これからも、いまの家をあそこで残して下さいね」ということでした。
「古くからの家が今もそこに在るというのは、街の財産なんです」
「歴史の重みがあるんですよ」と力説され、「跡継ぎは居られるのですか?」とまで聞かれました。
「大丈夫ですよ!」と答えると、「よかったです」と安心された様子でした。
話していると地元の歴史に詳しい方のようで、わが苗字の由来などをよくご存じでした。
亡き母が生前、「この家をどうかする時は地域社会が無視できないよ」と言っていた事がようやくちょっと理解できました。
世界遺産だとか、今日の話とか、いろんな事があるもんだと感心した次第です。
大仏池と東大寺
