実家は世界遺産内 | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

私の奈良の実家は、東大寺が世界遺産に指定された時に、同時にその指定範囲に入ってしまいました。

実家の建物自体はそんなに古い物ではないのですが、隣が東大寺の門(国宝の転害門)なので、

周辺環境の保全のために指定範囲に含められたと思われます。

今回の台風により外壁が相当ダメージを受けたのですが、勝手に現状変更は出来ません。

事前に世界遺産を管轄する文化庁に申請を出して許可を得る必要があります。

塀の土台になっている石の基礎もかなり傷んでいるのですが、工事のために地面を掘る場合は、

自費で発掘調査が義務付けられます。

実家の建物は築100年以上経っていて、大きな地震がくるとひとたまりもありません。

今後住み続けるためには耐震補強が必須ですが、申請や発掘の話を聞くと意欲が萎えます。

しかし我々のルーツというべき場所・建物なので、今後も子孫に引き継いでいくべきものと考えています。

ならば待っていても事態は何も変わらないので、ステップを踏んで一歩一歩やっていくしかないなと思っている今日この頃です。(ヤレヤレ)