今朝は昨夜からの雨は止んだものの、今にも降りそうなどんよりした天気でした。
これはひょっとして「キヌガサダケ」が見られるかも知れないと思い、急いで神社の山道に出かけました。
山道をしばらく進むと期待通りに、竹ヤブの横で白く輝くような「キヌガサダケ」に出会いました。

まるで「かぐや姫」が宙から舞い降りたかのようでした。
さすがに「キノコの女王」と言われるだけのことはあると納得しました。
それにしても何の必要でこんな手の込んだ網目状のスカート(菌網というそうです)を用意(進化)したんでしょう。
ものの本によると、このキノコは他のキノコのように胞子を風に飛ばせて増殖するのではなく、
この菌網やキノコ本体が融けて胞子を含む粘液となり、その独特の臭いでハエなどの昆虫を集め、
それらの虫に食べられることで、胞子の拡散を図るんだそうです。
なんとも不思議な世界です!
写真のような状態は数時間しか見られないそうで、とてもラッキーでした。