私の見ている近未来 | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

先日「頭が過去モード」と題して書きましたが、その補足として私が見ている(または見なければと考えている)近未来について書いてみます。

近未来といっても、まったく私個人の近未来のことであり、社会の近未来ではありません。

現在、私の父は101歳で介護施設の見守りサービスを利用しながら実家で一人暮らしを続けています。

実家は奈良の旧市街で、周辺地域は既に超がつくほどの高齢化社会になっています。

そこで暮らす高齢者(特に男性)にとって、何が一番の問題かと言えば、「することがない」ことです。

朝起きてご飯を食べて掃除をしたら、もう後することがないというわけです。

自宅で暮らす人はまだしも細かい用事がありますが、介護施設で暮らす人はなお深刻です。

女性の場合は、比較的すぐに打ち解けて話が出来るようですが、男性はそれが苦手な人が多く、施設内で孤立してしまう人が多いようです。

私もすることがないとからっきしダメな人間です。

しかも誰かが近くにいれば頑張れますが、一人ではまるで元気が出ないタイプです。

加えて幾つになっても社会的なかかわりを持っていたいし、他人の役に立つ事をしたいという願望もあります。

学校支援ボランティアはそう考えて始めた事でしたが、父の介護と両立は困難で諦めざるを得ませんでした。

現実にはそういった願望をかなえられることは、至極難しいことですが、

これからも試行錯誤を続けながら長い人生のロスタイム?の過ごし方を模索しなければと考えている次第です。