昨日久しぶりに古巣のIT会社の様子が聞けました。
退任後は意図的に距離をとってきましたが、頭にはずーっと残ったままでした。
失敗プロジェクトの大きな負債を残したままバトンを渡した事、
私の退任後に親会社のM&Aにより別資本に移った事、
この二つ事が私の中では精神的な負債として、今日まで精算されずに残っていました。
先日元部下にメールを返信する用向きがあり、そのなかで現下の会社の様子を聞いてみました。
会社の決算は?社長の健康状態は?社内の空気は?という質問に対して、
業績は堅調に推移している/社長は元気に活躍中/社内の風通しは良好 と簡潔な返事が返って来ました。
現役当時から気心の知れた人だったので、それだけで私の意とすることには十分でした。
この事を聞いて心底安堵しました。同時にトップ以下社員の皆さんの頑張りに頭が下がりました。
大袈裟に言えば、「これでやっと私の『戦後』が終わった」、そんなように感じました。