ついにイノシシがやってきました | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

昨日のニュースでお隣りの茨木市の山間部で、ツキノワグマが目撃されたと報道されていました。

我が団地でも先日イノシシが私の住む棟の近くで目撃されました。

棟の北側はすぐ山で、時々イノシシの親子?がやって来て、エサ探しをしています。

しかし山との境には、幅1.5mほどの溝があり、その両側にフェンスもあります。

そのおかげで、孫たちが遊びにきても安心していました。

ところが西の端に一部溝が塞がれている箇所がありイノシシはそこを渡って、フェンスを潜ってやって来ました。

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上の写真のパネルの部分をこじ開けて侵入し、左の石垣の上でミミズを探していたようです。

このフェンスを潜ると、すぐ近くには自転車置き場があって、夜間でも人が多く、出会いがしらの事故が心配されます。

この団地は出来て四十数年になりますが、イノシシがこんなに近くまで来ることはかってありませんでした。

では以前と較べ何か変わったか考えると、大きいのは周辺の山に人の手が入らなくなった事だと思われます。

以前は周辺に竹の子山が多くありましたが、今は高齢化の影響で管理する人がなく放置されています。

竹の子山以外の山も人の手が入らず、倒木などで荒れています。

従来は山があって、里山があって、そしてが人の住む街がありました。

今は間にあった里山がなくなって、動物の住む山と人の住む街が直結するようになっています。

そのためイノシシや熊、猿がすぐ近くに来るようになったように思えます。

そう考えると、先週講演を聞いた藻谷浩介氏が提唱する、「里山」を活用したエネルギリサイクルの考え方は、

野生動物と人間社会の分断という意味においても、有効な策ではないかと思います。