地域活性化ー藻谷氏講演より | おやじの絵日記

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今日、奈良100年会館で「里山資本主義」の著者である藻谷浩介氏の講演がありました。

いま奈良で行われている国民文化際の一環で、テーマは「農村文化と地域活性化」です。

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以下氏の講演要旨です。

いま日本の多くの地域が高齢化と少子化により、どんどん街の活力がなくなってます。

それどころか現在のペースで人口減が続けば、何年か先には消滅する自治体も出てきます。

それは地方の話と思っている人が大半ですが、人口が増えているとされる都市においても、他人事ではありません。

それは人口が増えている内容、即ちどの年齢層が増えているのかが肝心です。

大阪や東京近郊の都市においては総人口は増えているが、その内容は65歳以上が増えて、15歳以下が減っている都市が多いのです。

そういった都市は長いレンジでみれば、活力がどんどん低下していって、遠い将来の消滅都市です。

反対に地方都市であっても若年層が増えている所があって、そういう所は何十年先にも健全に存続していける。

要は、「若者が戻って来て、子供が生まれ続けること」が大事なことであって、

行政としては、「若者を呼ぶ工夫」であり「子育て世代を支援する工夫」がいま求められる事である。

要旨は以上ですが、確かに実家のきたまち地区は典型的な高齢化の街で、空き家も目立ちます。

しかし最近になり少しづつ新しい家も出来て、若い人(世帯)が増えてきているようです。

若い奥さんが子供を連れて歩いていたり、家の前で子供が遊んでいるだけで、街に活力がでます。

まさにいま行政に求められる事ですね。