今日散歩中にふと足元を見ると、電柱の根元のわずかな隙間から何かの新芽が出てきていました。

思わず、「こんな所に生まれるなんて、なんて運の悪い・・・」、と考えてしまいました。
しかし見ていると、この新芽はそんなよけいな心配をよそに、太陽の光をいっぱいに浴びて、
まるで生きていることを喜んでいるかのように、生き生きと輝いていました。
植物は「自分が運が悪い」なんて考えないのでしょうね。
恐らく、「今ある命を精一杯生きる事」それしか考えてないのでしょうね。
人間は先々の事を考えて現実に起こってもない事を心配して不安になったりします。
その結果何不自由なく暮らしていても、少しも幸せを感じらえない人も沢山います。
私自身腰の痛みで自力で起き上がれなかった時には、「もう一度自分の足で歩けるならそれだけでいい、後は何も要らない!」と心底思いました。
今までは考えてもなかったことですが、「他人の助けなしに自分で歩ける」、これだけで十分幸せなことだったんですね。
先々のことを必要以上に心配せず、いまある事を喜ぶ、これが「幸せ」になる秘訣なんでしょうね。